治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

愛甲修子さんより猫本感想いただきました

2015-12-07 06:28:04 | 日記



浅見 淳子 様

「支援者なくとも、自閉っ子は育つ」、読み終わりました。
支援者とは何か?ですが、子どもにとっての支援者は昔からずっと親御さんだったはずです。
浅見さんが大嫌いな支援者というのは、親御さん以外の支援者のことなのだろうと思います。
本来、子ども一人一人に合った支援というのは、親御さんにしかできないものなのだと思います。
こよりさんは、お兄ちゃんと弟さんの特性を母性本能とご自身の凸凹特性にまつわる経験とから直感し、神田橋先生も提唱されているアナログ遊び(中略)を個々にあわせて根気強く続けてこられました。
その結果、お二人ともが仕事のできる大人へと成長されました。
専門家と言われる支援者の多くが、子どもたちが「普通の人」になることを目標に支援を行っています。
こよりさんの場合は「親亡きあと」を目標に子育てを行ってきました。
つまり、支援者がいなくなっても生きていける自立した大人に育てあげることが目標だったわけです。
その結果、息子さんたちは、自分を尊重し、親や周囲の人を大切にできる人」に育ちました。
発達凸凹の子どもたちのみならず、すべての子どもたちはいずれ青年になり、大人になっていきます。
「親亡きあと」を見据えた子育ての大切さに気づかせていただきました。

以上です。
「脳みそらくらくセラピー」のお話と重なるなあと思いました。

愛甲修子