
日曜日、箱根越え。西日本某所にて隠密行動。いかがわしいおっさん(New!)の実践を見学するつもりだったけど、そこにいた私こそいかがわしいおばさんだったかも。いや、主宰者の方は私が誰でなぜそこにいるのかご存知で見学受け付けてくださったわけですが、いらっしゃる保護者もお子さんたちも「誰?」って思ったかも。でもなぜか誰にも問い詰められることもなくつつがなく見学を終えました。信じられないかもしれないけどね、見学とかのとき気配を消すの、私結構上手なのよ。
感想。
まったく支援者っていうのは困ったもんだね。
いかがわしいか治せないかどっちかなんだからね。
まあ要するに「治す人はいかがわしいわ」と改めて思ったわけです。
だったら皆さんが選べばいいよね。いかがわしくて治す人と、いかがわしくないけど治さない人と。
その日は京都泊まり。コンビニでヱビスビール買ったのに飲まずに早々と寝てしまい、朝さわやかにめざめました。京都でオフの日。めったにないことです。そして普段の行いがいいから快晴。

私は幼い時三年ほど大阪に住んでいたことがあり、そのとき両親はここぞとばかりに京都にはあちこち連れていってくれた。でも子どもってまだ京都の価値がわからない。神社仏閣とか由来も知らないし謎。だからもったいないことをしたのでした。
ようやくいろいろな歴史を知ってから大人として行く京都はまた一味違うだろう、ということで、足を使って回ることに決めました。私は歩く機会はほしいの。でも山登りってあまり気が進まないのね。大自然の中より目的地があったほうがいい。そして適度に高低差があった方が歩いていて楽しいので、お城とか神社とかはいいですね。結構高低差あるところにあることが多いでしょ。
とっても方向音痴なので、ついついタクシーを使ってしまうことが多いのだけれど、今回は公共交通機関を使おうと決めました。
でもバス停は、長蛇の列。さすが京都、大観光地。くじけそうになったけれど、列に並んで一台待ってバスに乗りました。そして下車して善男善女の列に加わり坂を上ります。清水寺。まだぎりぎり紅葉が残ってる(普段の行いがいいから)。絶景を堪能しました。ゆっくり散歩しました。阿弖流為と母礼の顕彰碑があったよ。なんで? って思ったけれども坂上田村麻呂つながりということ。敵ながらあっぱれということらしいです。
それからてくてく坂を下りて、またバスで京都駅に戻ります。東本願寺→京都御苑。それにしても京都は方々改修やってるね。これは2020年に向けての準備なのでしょうか。東本願寺も工事中でした。

そして広い広い京都御苑を散策しながら感じた事。
これは無防備だわ、っていうこと。

ここに御所があって、周囲に公家の屋敷が200あったとしても、公家は別にいてもなんの役にも立たなかった(防衛という意味で)わけで、こんな平地に御所が置かれていたってかなり無防備。だから北面の武士とかが必要で、それで武士の台頭を招いた。
要するに武士が政権を握っている間は、皇室及びその藩屏をあくまで弱者にしておいて、それで自分が守ってやると乗り出す。
これってギョーカイに似てるわ。
なんて思ってたらふと門の一つが目に留まり、それが蛤御門。偶然にびっくりしました。

これだけ無防備だからこそ、京都守護職が必要で
そして禁門の変は起きたのね。
ここからあの江戸城に引っ越したら安心しただろうなあ。
どう見てもセキュリティが段違い。
じゃあ京都における将軍家のおうち、二条城どうなっているか見に行こう、と思ってまた地下鉄乗って二条城へ。

こっちはばっちり二重のお堀。
力関係はっきりしてるな~。自分たちの身は厳重に守るのね。
これも世の常ね。
弱者を作り、その保護の名目のもとにしゃしゃりでる人たちがいる。そしてそういう人たちも、自分たちの身は守る。
しゃしゃりでる機会を確保するためには、弱者を弱者にしておくことが大事っていうわけね。
憲法九条もそのためなら
「生涯にわたる支援」といううたい文句もそのためかもね。
そしてどっちにも「ありがたいものだだ」と引っかかっちゃう人多いのね。
公開されている二の丸だけではなく二の丸の庭園、から本丸、までてくてく歩き、天守閣跡も上り、気が付いたら人が誰もいないスポットへ。広いお庭を、見渡す限り私一人状態。


へんなとこ入り込んでしまったのだろうか。閉門までに出られないのではないかと心配になりました。
これが「堅牢」っていうことね。セキュリティきつすぎて閉じ込められている感じ。
ようやく外に出られたときはほっとしました。
というわけで朝九時から午後三時まで飲まず食わずで歩き続け、すっかり疲れて大阪へ。ホテルにチェックインして顔洗ってしばらく足を上にあげて寝てました。足上げるのは回復を早めるね。栗本さんも正しいこと言ってるわ。いかがわしいけどな。
それから難波へ。
大阪の読者の方と待ち合わせしてグリコの看板を見に連れていっていただくのです。

グリコだけじゃなくて画伯が描いている「づぼらや」のフグも見られて満足。

その他ミナミという地域のあちこち(なんばグランド花月とか黒門市場とか)ご案内いただきました。私は難波駅から府立体育館(春場所会場)までならわかるんだけど、そこと飲み屋街がすごく近いことがわかり、春場所に来たいな~と思いましたよ。
それから送っていただいた。
どこに? というと、またもやいかがわしいおっさん(もりしーさん)のとこの忘年会です。基本チットチャットの内輪の会なのですが、部外者が私ともう一組、沖縄のいかがわしいおっさん(山城さん)とこがチームで参加。なんか、急にスピーチ頼まれて即興でしゃべったし、スタッフの余興入りの忘年会。こういうの、久々の体験だったよ。でもこういうノリをちゃんと楽しめる人だったな私、って思い出しました。
チットチャットの再現VTRみたいなのがあって、そこには私の華麗なスパーリング姿も。この歳でよくやるなあ、私、って客観的に見ると思いましたよ。私も相当にいかがわしいわ。
二次会まで行きましたよ。なんか行きがかり上、沖縄の人たちが三線弾いてくれた。わざわざ持ってきてくれたのよ。
大盛り上がりに盛り上がり、大阪の夜は更け
明けて私は、赤福と蓬莱の豚まんをお土産に帰ってきました。
むこうでお会いしたいかがわしい方々、ありがとうございました。
見学させてくださった親御さんとお子さんたちには私がじゅうぶんいかがわしかったと思います。
いつかまたお会いすることがあったら、名乗る機会があるかもしれません。