ベストセラー作家さんはこれでエエんか？「殺し合う家族」

2010年09月10日 | 書籍

今週の中盤から通勤中の貴重な読書時間を「殺し合う家族」とゆー粗雑なフィクションに取られてしまいました
安部公房全集をこなしていかないと死ぬまでに全然読みきれないのに中断してまで
たまたま本屋の前を通りかかると　僕の一等好きな「事件」が題材だったからです
題材とゆーか　完全にパクリですね　かといってノンフィクションでもなく・・・
かなりしおしおのぱ～な予感はあったのですが　松永・緒方関係追っかけは義務なので仕方ありません

あまりブログに作品や人の悪口を書きたくないのですが(そーゆー愚痴や悪口をこぼすぐらいなら接しないのがベスト)
新堂冬樹さんてゆーよく聞く名前のベストセラー作家さんはこーゆー人なのですね
『殺し合う家族』｜新堂冬樹オフィシャルブログ「―白と黒―」
なんか　自信満々じゃありませんか　ただの大仰なリアリティの欠落しまくったパクリなだけなのに

殺し合う家族 (徳間文庫)
新堂冬樹
徳間書店

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たしかにベストセラー作家さんだけあって　実にさくさく読みやすい　
現実のノンフィクションのよーな引っかかりがない　さらさら流れていくのね
最大の欠点は始終　スタンガンとゆー小道具に寄りかかってるのですね
「通電」の泥臭いリアリティがさわやかに小川のせせらぎになり下がるわけですな
ムリヤリなスプラッタームリヤリ盛り上るよーにエンタテーメントを頑張っておられる頑張り感が寒い
寒いとゆーか　偏差値が低い　小学３年生　ポケモンレベルかな
そーそー　テレビ版ポケモンに近いのかな

現実はあんなにビックラこきまくりの事件なのに
やはり事実は小説より奇なりとゆー定説を証明してしまいましたがな
人間のフィクションの想像力とゆーのはこの程度のもんなんかと悲しくなる
これがベストセラー作家さんの想像力なのか
そーいえば森村誠一とゆー偏差値の低い昔のベストセラー作家さんのもこんな感じだっけ・・・

とゆーか　安部公房先生と江戸川乱歩先生と谷崎潤一郎先生達のスリル＆サスペンス力が凄過ぎたのか

悪口ばっかし流していても　もったいないので　ヨカッタ描写箇所だけ抜粋しときます
・・・・「こげんびしょびしょに濡れちから、ぬしゃ、どげんしようもなかスケベなおなごばいねぇ～。もっとこげんしてほしかとや？こげんね?それともこげんね？」
以上

現実はこんなエエ按配の事件でした↓　