すそ洗い 

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2006年5月からの記録
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上田綾乃容疑者 4人の子ども不審死

2022年08月01日 | ヒトゴロシ
7歳次男“殺害”の母親 三男に対する殺人容疑で再逮捕 
神奈川・大和市 子ども4人不審死 事件化つづく

2019年、神奈川県大和市の自宅で7歳の次男を殺害したとして、42歳の母親が逮捕・起訴された事件で、神奈川県警は、その2年前に死亡した三男(当時1歳)に対する殺人容疑で、この母親を再逮捕した。 

この母親をめぐっては、これまで4人の子どもが不審な死をとげていて、これで次男と三男に対しては殺人事件に発展したことになる。

 殺人の疑いで再逮捕されたのは上田綾乃容疑者(42)。

2017年4月、自宅で、当時1歳の康生ちゃんを窒息死させた疑いが持たれている。上田容疑者をめぐっては、これまで、康生ちゃんを含めて合わせて4人の子どもが不審な死を遂げていた。

 2002年には生後5カ月の長男が、2003年には生後2カ月の長女が、いずれも、上田容疑者と2人きりでいる時に死亡。

2019年8月には、当時7歳の雄大くんが、突然、具合が悪くなり、病院に運ばれたが、まもなく死亡した。 
県警は、雄大くんの不審死について、上田容疑者が、口や鼻をふさいで殺害した断定し、今年2月、殺人容疑での逮捕に踏み切った。

上田容疑者については、故意に自分の子に苦しみを与え、周囲の視線を集め自分の肯定感を得る代理ミュンヒハウゼン症候群の疑いがあるとされていた。 このため、横浜地検は、上田容疑者の精神状態を調べるため、今年3月から、4カ月余りに渡って、鑑定留置を実施。精神鑑定などの結果、刑事責任能力を問えると判断し、おととい、雄大くんに対する殺人罪で起訴した。 

雄大くん殺害について、上田容疑者は、「何もしていないです」などと一貫して関与を否定しているとされる。

1回目の逮捕後、県警は、三男の康生ちゃんの死因などを、再度、洗い直したという。その結果、窒息死させられた疑いが強いことが判明。
当時、自宅に2人きりでいた上田容疑者の再逮捕に乗り出すことになった。
 雄大くんは、過去に2回、児童相談所に保護されていた。児相が、自宅に戻すのを反対したにもかかわらず、横浜家裁が、これを認めず。結局、自宅に戻った雄大くんは、その後、上田容疑者に殺害されたとみられている。
今回の事件では、この家裁の判断も問題視されている。 




「雄大は素直ないい子だったよ。うちには大きな水槽があって、そこにいる金魚をよく見に来ていた。だけど、自宅にいるより、児童相談所(以下、児相)にいる期間のほうが長かったかな……」

 男性は戸惑いの表情を浮かべていた。

 2月20日、神奈川県警捜査一課と大和署は、同県大和市の自称看護助手の上田綾乃容疑者(42)を逮捕した。19年8月6日、自宅アパートで次男・雄大くん(当時7)の鼻と口をなんらかの方法で塞ぎ、窒息死させた殺人の疑いだった。事件が起きた日、容疑者みずからが“(子どもが)突然、苦しみだした”と119番通報したのだが、

「司法解剖の結果、口などの皮膚にはがれたような跡があり、後頭部には強い力が加えられたような皮下出血があった。さらに、雄大くんに異常があってから、通報までには40分ほど時間が経過していたという不審な点もあった」(全国紙社会部記者)

取り調べに、綾乃容疑者は容疑を否認しているという。

「実は雄大くんは生後4か月のときにも心肺停止で病院へ搬送されて一命をとりとめています。その後はしばらく児相に引き取られていた」(同・社会部記者、以下同)

 20年ほど前、容疑者には前夫がいて、その間に2人の子どもがいたのだが、

「長男は生後5か月でミルクの誤えんで、長女は生後1か月で乳幼児突然死症候群で共に亡くなっていた。その後、前夫と離婚して、現在同居する男性との間に雄大くんが誕生したんです」

“代理ミュンヒハウゼン症候群”の疑い
 2子の死を不審に思っていた児相が、雄大くんの命を守るために一時保護。

「その後、雄大くんは自宅に戻るも、同居の男性との間に生まれた第4子が1歳5か月で死亡し、再び児相が雄大くんを一時保護しました」

 児相が横浜家庭裁判所に施設入所措置を申し立てるも却下。一時保護が解除された9か月後に、雄大くんは死亡。

「県や市は、容疑者に“代理ミュンヒハウゼン症候群”の疑いがあるとみていたが、結局は命を守ることはできなかった」(前出・社会部記者)

 代理ミュンヒハウゼン症候群とは、いったいどのようなものなのか。児童虐待や犯罪学に詳しい南部さおり・日本体育大学教授はこう説明する。

「77年に小児科医が発表した虐待の一種。子どもに対する複雑な虐待で、人格障害などがベースにある人もいれば、精神的な問題のない人もいます。虐待で何らかの精神的な満足を得るとされていて、子どもに危害を加えて医療者には虚偽の報告をしてバレないように細工する知性があり、冷静沈着に行動することもできます」

この特徴からも“代理ミュンヒハウゼン症候群は精神疾患ではない”と南部教授は断言。

「刑事責任は問われてしかるべきです。今回は、突発的に雄大くんを殺害した上で、自分が疑われないために救急車を呼び、病死を装っていると考えられます」(南部教授)

 容疑者と同居の男性と交流があった冒頭の知人男性は雄大くんについて、

「雄大は人見知りでね。最初はこちらが挨拶しても返事してくれなかったけど、お母さんに“ちゃんと挨拶しなさい”と言われて、小さな声で“こんにちは”って」

 児相の施設から2年半ぶりに戻ったころには、

「雄大がまだ生まれたばっかりの三男(第4子)をベビーカーに乗せて押していたのよ。どこの親子とも変わらない光景だったんだけど」(知人男性、以下同)

女房のことを信じている
 雄大くんの父親である同居の男性は、今も容疑者と住んでいたアパートに籠もり、報道陣に沈黙を保っている。

「“女房(容疑者)のことを信じている”と言っていた。“3年前の事件を今になって逮捕するのはおかしい”と警察に不信感を抱いているよ」



2019年8月、神奈川県大和市に住む、ある母親から119番通報があった。
「息子がテレビゲームをしていたら、突然胸の痛みを訴えた。今は意識がない。助けてください!」
 しかし当時小学校1年生だった上田雄大君(7)はそのまま死亡した。




【三男殺害容疑で再逮捕】
《大和市4児死亡事件》親族が語った逮捕母“見放された”孤独と絶望の学生時代「1年で会うのはお年玉をもらいに来る3分だけ」


2019年、神奈川県大和市の自宅で7歳の次男を殺害したとして、逮捕・起訴された上田綾乃容疑者(42)。神奈川県警は、その2年前に死亡した三男(当時1歳)に対する殺人容疑で、上田容疑者を再逮捕した。  この母親をめぐっては、これまで4人の子どもが不審な死をとげていて、これで次男と三男に対しては殺人事件に発展したことになる。なぜ悲惨な事件は繰り返されてしまったのか。当時の記事を再公開する(初出:2022年2月24日、年齢、肩書等は当時のまま) ◆ 「綾乃ちゃんはまだ中学生ぐらいの頃に親を亡くしました。その後は頼れる大人も周りにおらず、弟2人と子供たちだけでひっそり暮らしていたようです。綾乃ちゃんの祖母が玄関口で財布を取り出し、綾乃ちゃんにそっと現金を渡す姿を見たこともありました。子供だけでどうやって暮らしているのか、心配はしましたよ。ただ、やはり他人様の不幸……。次第に名前も忘れ去り、報道を聞いてもすぐにピンときませんでした」(綾乃容疑者の同級生の親)  親を亡くした子供だけの家族――。弟2人の面倒を1人で見る姉に対して、大人たちから向けられる「可哀そう」という視線は、いつしか孤独を和らげる慰めに変わっていったのだろうか?  神奈川県警は2月20日、2019年に当時小学1年生だった雄大君(7)を窒息させて殺害したとして、大和市に住む派遣社員、上田綾乃容疑者(42)を殺人容疑で逮捕した。  雄大君以前にも2002年に長男、03年に長女、17年に三男と、綾乃容疑者と2人の男性の間で産まれた子供が相次ぎ死亡していたことが判明。“連続不審死事件”に発展する可能性もある。
死亡後、少なくとも1時間は経ってからの通報だった
 社会部記者が解説する。 「綾乃容疑者は雄大君が死亡した際、『突然苦しみ出して息をしなくなった』と自ら119番通報をしています。ただ、すぐに通報したと綾乃容疑者は話していますが、救急隊が5分後に駆け付けた際には、雄大君の体温はかなり下がっていました。死亡後、少なくとも1時間経ってから通報したと考えられ、辻褄があわないんです。  また、雄大君の後頭部には皮下出血の痕があったことも分かりました。県警は、綾乃容疑者が雄大君を窒息死させる際に、かなり強い力で鼻と口を塞いだとみて捜査を進めています」  強固な殺意を窺わせる綾乃容疑者には、故意に我が子に苦しみを与えて関心を集め、自分の心の安定を得る「代理ミュンヒハウゼン症候群」だった可能性が指摘されている。

そのきっかけは、冒頭の同級生の親が証言するように、親を亡くした際に周囲から向けられた「哀れみの視線」だったのだろうか? 周囲の視線を欲するあまり、不幸を自らつくりだすために自身の子に手をかけるという凶行に及んだ可能性も浮上してきた。「文春オンライン」取材班は綾乃容疑者の親族らに話を聞くことができた。

「綾乃はおとなしい子でしたね。会うのは年に1度、正月だけ。両親と2人の弟と揃って、一家でお年玉をもらいにやってくるんです。ただ、『サザエさん』のように親族が一堂に会し、一家団欒の時を過ごすわけではありません。3分ぐらい玄関先で会い、祖父は『新年も頑張れ』と一言話すだけで、お年玉を渡したらお終い。頼れる大人は、両親の他にいなかったのではないでしょうか」(綾乃容疑者の従兄)  綾乃容疑者は両親と弟2人の5人家族で、神奈川県横浜市の住宅街で生まれ育った。従兄によると、自宅の1kmほど先には、綾乃容疑者の祖父母と従兄らが住む「本家」があるが、「分家」である綾乃容疑者一家とは絶縁状態だったという。
容疑者を絶望させた「両親の死」
 そして、両親の死が綾乃容疑者を追い込んだ。前出の綾乃容疑者の同級生の親が振り返る。 「綾乃ちゃんがまだ中学生の頃だったでしょうか。『母親が乳がんになり死期が近い』と聞いていたのですが、その少し前に父親も勤務先で突然死していました。結局、母親も後を追うように亡くなり、残された綾乃ちゃんは弟2人と子供たちだけで暮らすようになりました」  弟2人と残された綾乃容疑者。周囲の大人たちが手を差し伸べるかと思いきや、支援の手が行き届かないほど、本家と分家の断絶は深かったようだ。前出の従兄が続ける。 「綾乃の祖父は大正生まれのNHK職員というエリートで、大柄かつとても厳粛な人でした。祖父は綾乃の伯父にあたる私の父に、全てを継がせようとしたのでしょう。長男でしたから。帝国ホテルのコックとして高卒の父をコネで就職させるなど、人脈をフルに生かし面倒をみていたようです。

一方、次男である綾乃の父は電気関係の職人だったようですが、就職の面倒もみてもらえなかった。祖父は綾乃の父に、実家のすぐ傍の畑に『分家』として家を建ててやりましたが、それで『やれることはやり切った』という感覚だったのでしょう。  その後、関係は断絶し、綾乃の一家が本家に入ったこともなければ、本家の人間が分家に入ったことも一度もありません。お互い葬式にすら行きませんでしたよ。いとこ同士で同じ小・中学校に通っていましたが、話した記憶もありません」  住居こそ両親から引き継いで困らなかったとはいえ、生活は徐々に窮していったようだ。 「両親の死後、綾乃と弟2人は、よく祖母に金を借りに来ていたようです。詳しくは分かりませんが3~5万円ずつ、生活に困る度に訪れていたと聞きました。祖母は几帳面に手帳に金額をメモしていたようですが、返済されることもなかったようですね。『分家』も結局売却されました。  祖父が亡くなった際には、本家の家を相続するため、綾乃に連絡を取ろうとしましたが、行方は全くわかりませんでした。弟2人も知らなかったようです。不動産会社を通じて司法書士にお願いし、なんとか押印と『今後は現金など他の遺産も一切相続しない』という誓約書を返送してもらいましたが、それ以降のやり取りはありません。正直、綾乃のことはよく知りませんし、今回の事件も迷惑だと思っています」  従兄はこのように綾乃容疑者を突き放した。

 同級生らによると、綾乃容疑者は実家から地元の公立小・中学校に通っていた。横浜市内の商業高校に進学するも、後に中退している。結婚後は、前夫と暮らし始めるが、2002年の第一子を皮切りに、雄大君を含む4人の子供が死亡していたのだ。  両親の死、親族との断絶――自らの辛い境遇を綾乃容疑者はどう受け止めていたのだろうか。  雄大君の死について、綾乃容疑者は「何もしていない」と殺人容疑を否認しているという。

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