ポンチャヌック容疑者

逮捕のタイ人女　元夫が11年前に女の家で転落死

日本人男性を殺害したとして逮捕されたタイ人の女の元夫が、11年前に女の家で転落死していたことが分かりました。タイ警察が情報収集に乗り出しました。

ポンチャノック容疑者：
「保険金は、（元夫の）田中さんの日本にいる子どもに分配されました。私がもらったのは、約200万バーツ（約640万円）です」
　
島戸義則さん（79）を殺害したとして、23日に逮捕されたポンチャノック容疑者は、12年前に田中カツトシさんと結婚しました。翌年10月、田中さん（当時57）はポンチャノック容疑者の自宅の階段から転落死しました。
　
田中カツトシさんの娘・恵子さん：「私は日本語が分からないのに、全部日本語の（保険）書類にサインさせられた」「（Q.お金はもらえなかった？）そうです」
　
恵子さんは、父親の死に不審な点があるとして警察に調査を求めました。ポンチャノック容疑者が、本人の話よりも多く保険金を手にしていたとの情報もあることから、警察は、田中さんの死亡の経緯などについて情報収集を始めています。

（テレビ朝日系（ANN） 10月24日）



タイ男女を逮捕「死んでると思い切断した」

タイのバンコク近郊で日本人男性の遺体が見つかった事件で、タイの警察は知人のタイ人の女とその交際相手の男を殺人などの容疑で逮捕した。

タイの警察本部に移送されたのは、タイ在住の日本語教師・島戸義則さん（７９）を殺害した疑いがもたれているソムチャイ容疑者とその交際相手のポンチャヌック容疑者。タイの警察は、２人が先月２１日に島戸さんを殺害し、遺体を切断して遺棄した疑いで逮捕した。

警察は、容疑者２人を伴って日本時間２３日午後２時過ぎに会見した。ポンチャヌック容疑者は、「先月２１日に帰ってきたら、島戸さんが死んでいた」と述べ、容疑を否認した。一方、ソムチャイ容疑者は「同じ日にポンチャヌック容疑者から家に来るよう電話があり、行くと島戸さんがベッドで寝ていた。顔色が悪く死んでいると思った。ナイフで遺体を切断して捨てた」と容疑を一部認めたが、殺意については否認した。

ポンチャヌック容疑者が島戸さんの口座から２００万円あまりを引き出していたことから、タイ警察は金銭目的の犯行との見方を強め、殺害の経緯などを詳しく調べる方針。

（日本テレビ系（NNN） 10月23日)



タイ邦人男性切断遺体発見、タイ人男女を殺人容疑で逮捕

タイで行方不明になっていた７９歳の日本人男性が切断された遺体で見つかった事件で、現地の警察は、２３日、タイ人の男女２人を殺人などの疑いで逮捕しました。

　殺人などの疑いで逮捕されたのは、４７歳のタイ人の女と女と同居しているタクシー運転手の男（４７）です。２人は、バンコク在住の島戸義則さん（７９）を殺害し、遺体をバラバラに切断してバンコク近郊の運河に捨てた疑いがもたれています。

　逮捕後、２人は警察の記者会見に出席。男は「先月２１日に女から電話があり、自宅に行くと、『島戸さんが死んだ』と告げられ、遺体を処理しようと思った」と話しました。

　「私１人でやった。『大丈夫だ心配するな。１階で待っていろ。俺がやるから』と彼女に言った」（ソムチャイム容疑者）

　一方、女は、終始、肩を震わせながら「申し訳ないことをした」と語りましたが、「殺害には関与していない」と容疑を否認しました。

　「ホントにごめんなさい。島戸さんの携帯電話で息子さんに伝えようと思ったけどできなかった。あたし・・・、勇気がなくって・・・」（ポンチャノック容疑者）

　この女をめぐっては、島戸さん以外の複数の日本人男性と金銭トラブルを抱えていたことが明らかになっています。このうち１人は、自宅の階段から転落して死亡し女が多額の保険金を受け取っていたことがわかっており、この男性の親族が、２３日、タイの警察署を訪れました。

　「私は父親の件で再捜査をお願いしに来ました。私たち家族は、父の死亡の原因などに疑いを持っています」（死亡した別の男性の娘）

　警察は、この男性についても、事故ではなく事件だった可能性があるとみて、慎重に調べを進めています。

（TBSニュース　23日）