すそ洗い 

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2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

「走ることについて語るときに僕の語ること」 村上春樹

2007年10月15日 | 書籍
いつもいつも女々しいとかウジウジしてるとか物語がひとりよがりに飛躍するとか悪口ばっかし言ってゴメン春樹

こんなに走りまくってるなんて思わなかったし、こんなに物書きに対して真剣に取り組んでらっしゃるなんて思ってなかった春樹

なんぼほど走っとんねん春樹

今回は、彼の人生に対する具体的な種明かしもありますし、健康及びダイエット、ジョギングのモチベーションとしてもかなり機能性があるイイ本です

そして何より巷に氾濫しているハウトゥー本のよーな押し付けがましさがない。彼は決して「みんなもこーやればイイ小説が書けるよ」とか「みんなもこーすれば健康に走る距離が伸ばせてタイムも縮めれるよ」とか「みんなもこーすればイイことだらけだよ」とか絶対言いません

他人のペースはわからないけど、自分はこんなペース、それがみんなに当てはまるとは限らないと

自分は何が欠けていて、何に恵まれていたかとゆー自覚

「走る」ことについては様々な本が出版されていますが、その中ではかなり偏差値の高いんではないかと、頭の悪い体育会系とは正反対の切り口からイイ感じで攻めています

そーなんですよね、走ってる時って人間イロイロなこと考えたりするもんなんですよね、ほんまにイロイロくだらないことばっかり

春樹本の中では異色な部類かもわかりませんが、文体はモロ春樹だし、僕はこれなら気に入りました。走るのもイイねって思えました

しかし何度も言いますが50代後半なのに春樹、どんだけ走っとるんですかね~

僕は「ノルウェイの森」と「アンダーグラウンド」とこの「走ることについて語るときに僕の語ること」が彼の書き物の中ではイイんではないかと思います

あとミズノのランニングシューズ、イイっすよね、春樹先生!

走ることについて語るときに僕の語ること
村上 春樹
文藝春秋

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (アー)
2007-10-20 14:46:09
相棒がめっさ春樹ずきで、今まで随分イライラさせられてきました。
そして昨夜、この本を買って一気に読み終えていました。
今まで読んだエッセー(とは違うらしい)の中でも、特別オモロかったらしいです。
アーは、多分この本を読まずに死んで行くと思われます。
あるいは、今の僕にはそれを読む気力が、全くといって無かったのかもしれない。。。(春樹)
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Unknown (ヨー)
2007-10-20 22:12:55
春樹ずきの旦那様は、史郎(もちろん亀田家の)ずきの旦那様ぐらいにイライラさせられるとゆー奥様たちの噂話をよく耳にします。しかしアー様の旦那様とはオセンチな趣味がよくバッティングして恥ずかしい思いをしますが、多分旦那様もわたくし同様仮性包茎なんでしょう、すんません。わたくしはガイコクの記述のカタカナがめんどくさくって一気に方付かなく、まだ弱冠残っているんですが、文科系の方の体育についての記述はウジウジしていてなかなかイイモンです。この本を読まずに死んでいくのはダイエーのイカ焼きを食べずに死んでいくぐらいに少しだけモッタイナイと思います。でも、ま、その程度ですからイイんじゃないですか、春樹ってなかなかめんどくさいですからねー
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