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「外国人が意味の分からないことを言っている」熊谷6人殺害ナカダ・ルデナ容疑者

2015年09月17日 | ヒトゴロシ


<熊谷4人殺害か>13日、聴取中に逃走 ペルー人の男

埼玉県熊谷市の閑静な住宅街で16日、4人が殺害された可能性のある事件が起きた。「外国人が意味の分からないことを言っている」。埼玉県警によると、13日午後1時半ごろ、熊谷市の消防分署から籠原交番に電話で連絡があった。警察官が外国人を熊谷署に連れてきて事情を聴くと「母国のペルーに帰りたい」「姉が川崎にいる」と話した。

この男が、16日に身柄を確保されたペルー人の男だった。
その後、男が「たばこを吸いたい」と言ったため、午後3時半ごろ、署の正面玄関のすぐ脇にある喫煙コーナーに、警察官1人とともに向かわせた。その警察官が背中を見せた瞬間、男は署の前の国道17号に飛び出し、熊谷駅方面に走り去り、そのまま姿をくらませたという。

同署は周辺を捜索し、川崎市にいる男の姉に連絡して「そちらに行った場合は連絡してください」と姉に伝えた。
午後5時9分、熊谷市石原の住宅の物置小屋に男が侵入していると住民から110番があった。物置から音がして開けたら外国人がいたという。午後5時34分ごろ、別の民家の敷地に男が侵入したと住民から110番があった。

翌14日、田崎稔さん夫妻が自宅で倒れているのが見つかり、その後に死亡が確認された。県警は15日、物置小屋への住居侵入容疑でペルー人の男の逮捕状を取った。その翌日の16日には、さらに4人が殺害された可能性のある事件が起きた。

県警は13日の対応を含めた今回の事態について「必要な捜査を行っていたと理解している」とコメントしている。

(毎日新聞 9月17日)


母子ら殺害後、遺体を隠した跡 熊谷6人殺人

埼玉県熊谷市石原の民家2軒で16日に女児2人を含む計4人が死亡した事件で、4人が見つかった場所がふたをした空の浴槽やクローゼットの中だったことが捜査関係者への取材でわかった。いずれも刃物で刺された傷があった。県警は同一犯による殺人事件と判断。犯人が事件の発覚を遅らせようとした可能性があるとみて調べている。

県警は17日未明、現場近くで身柄を確保したペルー国籍の男(30)の身元について、住所・職業不詳のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者=別の住居侵入容疑で逮捕状=と発表した。容疑者の靴底は現場の2軒のほか、14日夕に刺殺された同市見晴町の田崎稔さん(55)、妻美佐枝さん(53)宅に残されていた足跡ともよく似ているという。

 捜査関係者によると、ふたをした空の浴槽内で血を流して倒れているのが見つかったのは、一人暮らしの白石和代さん(84)。近くの住宅では、女児2人が2階の、もう1人が1階のクローゼット内で見つかった。県警の説明では、いずれも死後数時間が経過していたという。県警は18日、4人の遺体を司法解剖して詳しい死因を調べる。

 県警は白石さんのほかに死亡した3人の身元について、現場の住宅に住んでいた加藤美和子さん(41)、加藤さんの娘で小学生の美咲さん(10)、春花さん(7)と断定した。

 ナカダ・ルデナ容疑者は16日午後5時半ごろ3人が見つかった民家にいるのを警察官に発見された後、2階から飛び降りて頭を強く打ち、意識不明の重体になっている。

(2015年9月17日朝日新聞)






16日夕方、埼玉県熊谷市の2つの住宅で子ども2人を含む4人が殺害されました。警察はペルー人の男の身柄を確保し、同じ熊谷市で発生した夫婦殺人事件も含め、あわせて6人を殺害した疑いがあるとみて捜査しています。

 16日夕方、騒然とした空気に包まれる埼玉県熊谷市。市内の住宅の浴槽で、この家に住む白石和代さん(84)が殺害されているのが見つかりました。白石さんの知人は、いつも朝7時には開くはずの家の門が閉まっていて不審に思ったといいます。

 「きのう朝から門が閉まってたから、姿がないというので、(午後)4時ごろ警察に連絡した」(白石さんの知人)

 その後、近くの別の住宅の2階の窓から、包丁のようなものを持った男が顔を出しているのを警察が発見します。駆け付けた警察官が拳銃を向けている写真も撮影されていました。しかしその後、男は自分の両腕を切りつけ、飛び降りました。現在も意識不明の重体です。

 その後、この男はペルー人のナカダ ルデナ バイロン ジョナタン容疑者(30)と判明しました。

 「必死で家にダダダって入っていって、相当大きい声を出してた 」(目撃者)
 「目の前を20人くらいの警察官が右から左へ走っていった」(目撃者)

 この家では、加藤美和子さん(41)と娘の美咲さん(10)、春花さん(7)の3人が殺害されているのが見つかりました。

 「姉妹仲が良くて、よく遊んでいるところを見た」(美咲さんの同級生の母親)

 ナカダ ルデナ容疑者は、神奈川県藤沢市の人材派遣会社を通じて、先月から群馬県伊勢崎市の食品加工工場で働いていました。工場によりますと、勤務態度に問題はなく、淡々と仕事をしていたということです。

 しかし今月12日、工場に対し、突然「辞めたい」と伝えてきたといいます。そして今月13日、片言の日本語を話しながら熊谷市内の消防分署を訪れ、熊谷警察署で事情を聴かれていました。ところが聴取の合間に逃走したため、警察が5人で行方を捜していました。

 そして午後5時半ごろ、ナカダ ルデナ容疑者とみられる男は、熊谷市内に住む男性に片言の日本語で金を要求したといいます。

 「午後5時半ごろ、ナカダ ルデナ容疑者とみられる男は近所の男性に『カネ、カネ』とお金を要求しました。その後、住宅と住宅の間から逃げていったということです」(記者)

 「警察署方面から男が歩いてきて、通りすがりに私の方に“カネ”と。困っているような、本当に金がないのかなという雰囲気を醸し出していた」(容疑者とみられる男に 声をかけられた男性)

 今月14日には、同じ熊谷市で田崎稔さん(55)と妻の美佐枝さん(53)が刃物のようなもので刺されて殺害されているのが見つかります。

 警察が、市内の別の物置に侵入したとしてナカダ ルデナ容疑者の逮捕状をとったのは、その翌日、15日になってからでした。

 そして16日、田崎さん夫婦が殺害された現場からおよそ1キロしか離れていない場所で惨劇が繰り返されたのです。

 一連の事件の直前に警察と接触しているナカダ ルデナ容疑者。事件を防ぐことはできなかったのでしょうか。

 「こういった大変重い事態を防ぐことはできなかったのかという観点から、対応についても良く見ていく必要があると考えている」(警察庁・金高雅仁長官)

 そして、ペルーの現地テレビ局は、ナカダ ルデナ容疑者が、およそ10年前にペルー国内で少なくとも25人を殺害し、逮捕・収監されている男の弟だと報じました。

 警察は、現場に残された足跡などから、ナカダ ルデナ容疑者があわせて6人を殺害したとみて捜査しています。

(2015年9月17日 TBS)



埼玉・熊谷市で、小学生の女の子を含む6人が殺害された事件を受けて、
ペルーに住む容疑者の姉は、「弟は普通の子だったけど、日本に行って精神的に病んでしまった。
(ナカダ容疑者は)『誰かに追いかけられている、自分は殺される』と言っていた」と話した。
ナカダ容疑者の姉によると、ナカダ容疑者は、10人兄弟の末っ子で、
上から4番目の兄、ペドロ・パブロ服役囚は、17人を殺害したとして、2007年に懲役35年の刑が確定し、服役している。
ナカダ容疑者は兄の殺人を目撃し、精神的にショックを受けていたという。








ペルー人、来日後に全国各地転々…熊谷殺人事件

埼玉県熊谷市で起きた6人連続殺人事件について、関与が疑われている日系ペルー人のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(30)は、10年前に来日し、派遣会社に登録して全国各地を転々としていた。

ナカダ容疑者は現在、搬送先の病院で意識不明の重体となっている。16日に殺害された姉妹が通っていた小学校では全校集会が開かれ、児童らが黙とうをささげた。

 ナカダ容疑者は今月12日まで、群馬県伊勢崎市内の工場に勤務し、弁当の総菜を詰める作業をしていた。工場を運営する「グルメデリカ」(埼玉県所沢市)の担当者によると、請負会社の社員で、自社雇用ではないという。コンビニやスーパー向けの弁当を生産するラインで、総菜を詰めるなどの作業をしていた。工場を辞めた理由について、担当者は「自己都合と聞いている」とした。

(2015年09月17日 読売ONLINE)


13日午後1時前、男性が自転車で帰宅すると、門から数メートル入った玄関の軒先に、見知らぬ男が立っていた。怖くなり、すぐそばにある消防署の分署へ助けを求めた。

男は片言の日本語で「警察を呼べ」「神奈川に行く」などと一方的に話した。握った手の小指と親指を立てて、電話をかけるしぐさをする。携帯電話を持っており、「自分で呼べばいいのに」と男性は思った。
 
財布を示して「お金がない。入っていない」とも。やがて「どうもすみません」と頭を下げ、消防の人に連れて行かれた。やがて分署の前にパトカーが来た。
 
県警によると、午後1時半ごろ、県警は消防からの「意味不明なことを言っている」との通報で、男を熊谷署へ。たばこを吸わせている間に姿をくらました。事件はその後、立て続けに起こった。
 
「まさかと思った」。男性は報道で、ナカダ容疑者だと知った。男性は「そんなことをするかな…。言葉が分からず、こちらの話を理解していないようだった。困っている感じがした」と振り返った。





16日午後4時半ごろ、熊谷市石原の住宅で、この家に住む白石和代さん(84)が、血を流して死亡しているのが見つかった。
警察が周辺を捜索すると、およそ1時間後、200メートルほど離れた別の住宅の2階の窓から、刃物を持って身を乗り出している、ペルー人のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(30)を見つけ、周囲を取り囲むと、ナカダ・ルデナ容疑者は、持っていた刃物で手首を切り、窓から飛び降り、現在、意識不明の重体となっている。
その後、警察がこの住宅を調べたところ、加藤 美和子さん(41)と、加藤さんの娘で小学5年生の加藤美咲さん(10)、小学2年生の加藤春花さん(7)が、血を流して死亡しているのを発見した。
熊谷市では、9月14日に、田崎 稔さん(55)と妻・田崎美佐枝さん(53)が、自宅で胸や腹を刃物で刺され殺害される事件があり、この現場と白石さんの自宅に残されていた靴跡がよく似ていることから、夫婦殺人事件にも関与した疑いがあるとみて調べている。


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