
クレメンテ インド、イタリア、アメリカを横断する
An Interview with Clemente by Rainer Crone and Geogia Marsh
インタビュアー:レイナー・クローン+ジョージア・マーシュ
訳:木下哲夫
文彩社刊 1990.4.15
なぜにこのよーなありがたい貴重なインタビュー本が廃刊になってしまうのか?それが日本の文化の限界なのか?と思ってしまいます
Francesco Clemente







美術家の言葉 フランチェスコ・クレメンテ
「ぼくにとって観念を身体に関連づける必要があるのは、ひどくやっかいなことなのだ」
「皮膚は肉体の内側の空間と外側にある共有地だということだ。それは両側から共有される空間のようにも思える」
「数千年前にナポリからいなくなった神々が、まだインドにはいる。だから私にとって(インドは)まるで故郷に帰ったようだった」
「私は女性であると信じています。つまり男性は女性であり、女性は男性であると信じているのです。けれども元々これは絵画の最も古いテーマの一つなのです」
「私は、人の体に興味を持っている。肉体は、われわれが外に示すものと内に感じるものとのあいだにたつ指揮者だからだ。それらはわれわれの目に、われわれの口に現れる。人間の顔が裸であることは、私にとってこのうえないアトラクションだ。それは、肉体の一部であるのに隠されることがない。私は私自身を見つめ、私の顔が絶えず変化しているのを知る。実際このように、イメージはいつも、同じということがないのだ」
クレメンテが好ましく思う美術家(ピカビアとキリコ)のその理由として(ある意味で、自身の作品にも反映している要素について)…
「かれらは自らの探究の誠実さを保証するために素人であると主張しつづけるとともに、思想は時代の人質にとられてしまったが、エロティズムとユーモアはいまだ自由であることを示してくれた」
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