精神科、患者拘束1万人超す…10年間で2倍に
精神科で身体拘束を受ける患者の数が、2013年の調査日に1万人を超え、
10年間で2倍に増えたことが厚生労働省の調査で分かった。
閉鎖した個室に隔離される患者も1万人に迫り、増加を続けている。
調査は、精神保健福祉資料作成のため、毎年実施している。
精神科がある全国の病院から6月30日時点の病床数や従業者数、在院患者数などの報告を集計、今年は13年分がまとまった。
患者の手足や腰などを専用の道具でベッドにくくり付ける身体拘束や、保護室と呼ばれる閉鎖個室に入れる隔離は、
本人や他人を傷つける行為を防ぐため、精神保健指定医の資格を持つ医師の判断で行う。
12時間以内の隔離は指定医資格を持たない医師でも行える。
読売新聞 4月8日(金)
閉鎖病棟
閉鎖病棟への入院患者は、
原則として精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づく措置入院や医療保護入院などにより、
強制的な入院形態で入院するものとされている。
多くの閉鎖病棟には一般的に「保護室」と呼ばれる個室が存在し、
症状の重い者を、あるいは、症状の重い者から他の患者を保護するために収容するための部屋である。
しかし、「保護室」とはいうものの、ひどい病院の場合、頑丈な鉄格子が備えられていたり、
部屋の設備も排泄用の穴と、食事を室内に入れるための小さな扉しかなく、
ベッドや水道設備、窓さえもなかったりする場合もある。
また、患者を絶対に脱走させない究極の手段として、内側のドアのノブ自体を外してしまう病院さえ存在する。
強制入院時など、興奮が予想される場合によっては、寝台に拘束し、尿道カテーテルとカニューレを体内に差し込む。
この場合、カニューレには精神安定剤が含まれる。
精神科(英語: Department of Psychiatry)
精神障害(英語: Mental disorder)
精神や行動における特定の症状を呈することによって、機能的な障害を伴っている状態である。
世界保健機関は、症状と苦痛とを組み合わせた機能不全とし、
アメリカ精神医学会によれば著しい苦痛や社会的な機能の低下を伴っているものであり、
死別など喪失によるありうる反応や、文化的に許容できる反応は精神障害ではない。
精神疾患(mental disease)の語が用いられるが、
厳密に正しい用語は「精神障害(mental disorder)」である。
発達上の問題や統合失調症、うつ病や双極性障害といった気分障害や、パニック障害といった不安障害、性機能障害、
また薬物依存症といった物質関連障害など様々な症状を呈する状態がある。
診断された者は精神障害者と呼ばれる。
依存症(英: dependence)
世界保健機関の専門部会が提唱した概念で、
精神に作用する化学物質の摂取や、ある種の快感や高揚感を伴う特定の行為を繰り返し行った結果、
それらの刺激を求める抑えがたい欲求である渇望が生じ、その刺激を追い求める行動が優位となり、
その刺激がないと不快な精神的、身体的症状を生じる精神的、身体的、行動的な状態のこと。
睡眠障害(英: Sleep disorder)
一部の睡眠障害は、正常な身体、精神、社会や感情の機能を妨げるほど深刻となる。
長期的に持続し、著しい苦痛や機能の障害を伴っているものが精神疾患と診断される
統合失調症(独: Schizophrenie、仏: Schizophrénie、英: Schizophrenia、SZ)
思考、知覚、感情、言語、自己と他者の感覚、これらの歪みによって特徴付けられる症状を持つ精神障害の一つ
日本では2002年(平成14年)まで、精神分裂病と呼ばれていた
うつ病(鬱病、欝病、英語: Clinical Depression)
気分障害の一種であり、抑うつ気分、意欲・興味・精神活動の低下、焦燥、食欲低下、不眠、持続する悲しみ・不安などを特徴とした精神障害である
双極性障害(英: Bipolar disorder)
躁(そう)状態と鬱(うつ)状態の病相を繰り返す精神疾患である、うつ病とともに「気分障害」のカテゴリに含まれている
古い呼び名では躁うつ病、あるいは他の名称として双極性感情障害、双極症とも言う
気分障害(英: mood disorder)
ある程度の期間にわたって持続する気分(感情)の変調により、苦痛を感じたり、日常生活に著しい支障をきたしたりする状態のことをいう
パニック障害(英語: Panic disorder ; PD)
予期しないパニック発作が繰り返し起こっており、1か月以上にわたりパニック発作について心配したり、行動を変えているという特徴を持つ不安障害に分類される精神障害である。
きっかけのないパニック発作は、4つ以上の特定の症状が急速に、10分以内に、頂点に達する。典型的な悪化の仕方では最終的に広場恐怖症へと進展する。
不安障害(英:Anxiety disorder)
過剰な反すうや心配、恐怖の特徴を有するいくつかの異なる種類の一般的な精神障害を含んだ総称である。
不安は、身体と精神の健康に影響を及ぼす可能性がある不確かで現実に基づかないか、あるいは想像上の将来についてである
広場恐怖症(英:Agoraphobia)
ほぼ毎回恐怖や不安を誘発するため、公共交通機関や、あるいは広い場所や閉ざされた場所を避けていることが6か月以上持続している、不安障害に含まれる精神障害である
性機能障害(英:Sexual Dysfunction:SD)
主に男性において、生殖や性行為に支障を来す症状のこと。大きくは勃起不全と射精障害に分けられる。
また、広義には男性不妊症の一種でもあるが、不妊症の定義は「正常な性交渉を継続しているにもかかわらず妊娠に至らないもの」であるため、
勃起不全など、正常な性交渉を継続していないかし得ない一部の性機能障害は男性不妊症ではない
薬物依存症(英: substance dependence)
同量の薬物を摂取した場合の薬物の効果が薄れる薬物耐性が形成され、
薬物に対する渇望が存在し、薬物の摂取量が減った離脱時に離脱症状を呈するといったいくつかの診断基準を満たした精神疾患である
物質関連障害(substance related disorders)
物質の使用がやめられない物質乱用や物質依存症のような使用上の障害、
または過剰摂取が原因となる薬物中毒や、依存が形成されてからの減薬によって生じる離脱のような、
物質と関連した障害の総称である。
日本における精神保健(英語: Mental health in Japan)
宇都宮病院事件 1983年(昭和58年)
栃木県宇都宮市陽南四丁目6番34号
報徳会宇都宮病院
東京都立松沢病院
〒156-0057
東京都世田谷区上北沢二丁目1番1号
MORIRE DI CLASSE 復刻版 / 精神病院マニコミオ写真集 1969年イタリア
精神病院の闇が深すぎることが実感できる
2006年9月
10日午前4時50分ごろ、香川県丸亀市柞原町にある三船病院(三船和史院長)の第10病棟5階の床下で
水漏れの点検をしていた病院職員が白骨化した遺体を発見した。
丸亀署や病院によると、遺体の身長や遺体の近くに名前の書かかれたスリッパが落ちていたことなどから、
身元は病院に入院していた同市内の女性(67)とみて調べている。
床下への入り口はねじ付きの約60センチ四方のアルミ製のふたで閉じられているが、
女性の行方が分からなくなった02年6月当時はねじはしめられておらず、手ではずせる状態だった。
床下の高さは約70センチで、遺体はアルミ製のふたから約3~4メートル離れた場所で見つかったことから、自分で潜り込んだとみられるという。
病院は同署に家出人捜索願を出すなどして探していた。
三船院長は「女性が入院していたのは閉鎖病棟で、入院患者の出入りを管理していたことから、外に出たものと思っていた」と話した。
ロボトミー殺人事件(1979年 昭和54年)
ロボトミー殺人事件. 桜庭章司
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