日本には三大村上が居ます
ハルキとリュウとタカシです
どれにも一癖あり
パッと見ぃの見かけが三人とも生理的にムカつくとゆー共通点があります
そのうちの一人 村上龍さんですが
僕が高一の時、武蔵美の人が『限りなく透明に近いブルー』とゆー小説で芥川賞を取り話題になっていて
思春期で頭でっかちで千擦ばかりしてる自分は即入手して「こんな小説があるんか」とタマゲタ記憶がありますが
めんどくさそーなので別にファンにもならず その後は「69 sixty nine」だけはオモロイなぁ~と
あとは「オーディション」の映画化されたもんがオモロかったかなーと
きりきりきりきりぃ~ 奥さん今のうちだけでっせ 「オーディション」2000
あとカンブリア宮殿は やっぱし見た目と喋り方が生理的にムカつくので ほとんど観たことがない
そんな村上龍さんですが
この「55歳からのハローライフ」は 我々の年代R50な人々とかにずいぶんと高評価ですしね
あの頃思春期だった子らも 50過ぎでくたびれきっとるわけやからね
どーゆー按配で 事を運ばれて オチをつけられるのかなぁ~と
55歳からのハローライフ | |
クリエーター情報なし | |
幻冬舎 |
これがねー 奥さん
まんまとグッとこさせられたわけですよ ほんまに
まんまとハマったとゆー言葉がピッタリでしょう
もーこの歳になると まんまとハマることなんて あんましないですから
「まんまとハメて欲しい」とゆーキモチはいっつもあるわけです 50代
それが 小説なんかで まんまとハマるなんて まぁない昨今ですから
ハルキなんかでも ハメてくれませんから じらしよりますから
それをね龍さん 真ん前から ものすごいわかりやすい直球で
お見事とゆーしかない
あんな屈折しまくりの思春期さんも
見事に グッと真正面から まっすぐに
そして最後にはほのかで力強い信頼感と希望を残して幕を閉じるとゆーあっぱれ
これは文筆業のプロ中のプロの職人技 「匠」ですな
なんぼ見た目が生理的にダメでも受け入れるしかありません
僕は特に 犬が死んだ奥さんと旦那さんのオチと長距離トラックのおっさんのオチに泣きそーになりました
ヤラレました
長距離トラックのおっさん これがよかった!