赤ちゃん泥棒 Raising Arizona 1987-1988

『赤ちゃん泥棒』（Raising Arizona）

1987年製作


監督
ジョエル・コーエン

脚本
ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン

製作
イーサン・コーエン

出演
ハイ・マクダノー：ニコラス・ケイジ
エドウィーナ・マクダノー：ホリー・ハンター
ネイサン・アリゾナ：トレイ・ウィルソン
ゲイル・スナーツ：ジョン・グッドマン
エヴェル・スナーツ：ウィリアム・フォーサイス
グレン：サム・マクマレイ
ドット：フランシス・マクドーマンド
レオナルド・スモールス：ランドール・“テックス”・コッブ

Raising Arizona (1987) - Original Theatrical Trailer

The Howling Fat Men of the Coen Brothers


５時半起床　「あまちゃん」が始まるまでのDVD鑑賞時間　今朝は「赤ちゃん泥棒」
DVDケースに　BOOK OFFの500円の値札がついたまま　いつ入手したのか記憶無し
初めて観たのは　新婚時代に映画館で　
もちろん　コーエン兄弟の名前も知らんかったし　ニコラス・ケイジなる役者さんも初見
多分　嫁と二人で見る　気楽なコメディ洋画てな感覚で行ったんだろー

でも　これ　よくありがちな　おめでたいガイコク産コメディ映画と何か根本的に違うとだけはビンビンに感じました
作ってる人の頭の中とゆーか　ギャグとか　間とか　滑った転んだのドタバタ具合とかの細かいセンスの端々全てが
コーエン兄弟とゆーのか
タダモノではないなと

一番のお気に入りが　子供が生めないカラダだとわかった時の嫁はんホリー・ハンターの泣き顔
これがもー　タダモノではない　そーゆー顔を作れとゆーたジョエル・コーエンか　こーゆー顔をやってこましたろとしたホリー・ハンターか
多分　二人ともタダモノではない感がいたします　
映画史に残るオモロ過ぎる泣き顔です



前科者の男子と警察官の女子が刑務所で出会って出所後に結婚。ここまでの短い尺で　すでにウルウルくる素晴らしい演出あり





子供が出来ないことがわかるが　前科があるために養子を取ることも出来ず、思い余って五つ子の一人を盗み出す。
ここまでもスピーディーかつ気の利いたハイセンスな演出がビシバシ惜しげも無くでてきて今思えばコーエン節なるものが　ビシバシ





そこから脱獄してきた仲間が出てきたりマッドマックスが出てきたりスワッピングを誘ってくる上司が出てきたり　ドタバタいろんな追っかけっこと取り合いが始まるのですが
もーそこいらへんにある糞オモロないコメディのドタバタとドタバタ具合が全然違う
わっわっわっとなります　













ありがちなドタバタもカメラワークと段取りと間と編集が違うとこーも違うもんかと
だって日本公開のタイトルは「赤ちゃん泥棒」ですよ　思いっきりべたやないすか　多分自分一人モンやったらそのタイトルみたら絶対観ないですね
確かに「赤ちゃん泥棒」もんなんですが
もーね　コーエン　コーエン　コーエン節満開ですやん
しかも趣味的なもんじゃなく　ザ・エンタテーメントですもんね　褒められることあったとしても　誰も怒ってきませんよ　お見事

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テレビ放映もなんべんもやってますよね
コーエンもんでは一番テレビ放映数多いでしょ　我が家でもVHSで録画したもんをなんべんも観ていました
コーエン兄弟もんにしては　大衆向けにエンタテーメントし過ぎで　なんだかなぁと思ってた時期もありましたが
今になって観ると　忘れていた名シーン　見逃していた渋い演出が一杯で
やっぱしコーエンさん達はスゲーんだなーと唸ることしきりです

ニコラス・ケイジの濃さの陰で印象が弱冠薄かった（弱冠ですよ弱冠）ホリー・ハンターさんの良さを再確認いたしました
僕の大好物な名作中の名作映画「コピーキャット」にも警察役で出てらっしゃいます
アカデミー主演女優賞 受賞した「ピアノ・レッスン」を観てみやんとあきませんな

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コーエン兄弟のオヤジ汁滴る関節技「バートン・フィンク」

やや眠　バーバー

ナイス殺伐　「NO　COUNTRY」

「ファーゴ」って婦人警官の名前やと思ってました

なにがなにやらめっさおもろい「バーン・アフター・リーディング」の赤

相変わらずハズレ無しのコーエン兄弟　「トゥルー・グリット」

女子向け「ディボース・ショウ 」