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13歳娘の母殺し

2023年01月23日 | ヒトゴロシ
《静岡・13歳少女“母殺し”》
「母は超ミニスカート」「娘の服装はキラキラ」
“地元の名家の箱入り娘”を凶行へ駆り立てた「母とのスマホトラブル」

「夜中の12時頃にパトカーが来たのはわかりましたが、明日は仕事で朝早いので寝ようと思ったんです。だけど人の話し声が外から聞こえてきて、うるさくて眠れない。『参ったな』と思いながら外に出てみると、既に自宅前には規制線が張られていて、警察官が20人ぐらいいて救急車も止まり、物々しい感じになっていました。ただ事じゃないと思いましたね」(近隣住民男性) 

静岡県牧之原市の民家から16日午後11時50分ごろ、「家族が刃物で刺された」と110番通報があった。駆け付けた警察官らが複数の刺し傷がある40代の母親が倒れているのを発見。すぐに病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。警察は、その場にいた中学1年生で13歳の娘に事情を聞いたところ、母親を刺したことを認めたため、児童相談所に通告している。ただ娘は殺害に関わっていたとしても、法律上「触法少年」となり、刑事責任が問われることはない。社会部記者が解説する。 「トラブルの発端は、スマホでのSNSの使い過ぎを母親から注意されたことだったようです。母親が激しく娘を叱責し口論になった後、娘は母親が寝ている時間帯に部屋に入り、犯行に及んだとみられています。母親は2階にある自室のベッドに仰向けで倒れていて、首付近には深い刺し傷があった。なかには頸動脈に達していた傷もありました。自宅からは、犯行に使用したとみられる血のついた包丁も押収されています」

 “母殺し”という最悪の結末を迎えた親子2人の関係は、周囲にはどう映っていたのか。  娘は母親と祖父母に囲まれ、牧之原市の海辺からほど近い大きな邸宅で生まれ育った。近隣住民らによると、曾祖父は自営業で成功した地元の名士で、祖父も建設重機を扱う一流企業の管理職を定年まで勤め上げるなど、生活上の不自由は何一つないようにみえたという。一家の知人男性が語る。 「家族仲は良さそうでしたね。5年ほど前までは地元でお祭りがありましたが、神輿の綱を娘が引っ張るのを、母親がほほえましそうに眺めていたのを覚えています。他にも屋台を一緒に手をつないでまわるなど楽しそうでしたよ。母親が手を離した時には代わりに祖母が手を引くこともありました。娘がまだ赤ん坊の頃には祖母がベビーカーを押して散歩する姿も見たりと、子育てには協力的な家庭に見えましたね」 

娘は家族の愛情を一身に受けて育ち、地元の小学校から中学校に進学する。地域のつながりで一家の自宅を訪れたことがあるという近隣住民の男性も「娘は可愛がられていた」と証言する。 「この辺りではひと月ごとに各家庭を回り、お経を唱える『念仏講』という風習があるんです。5年程前にその順番が回って自宅を訪れたのですが、座敷のある居間には、ショーケースのようなものにキャラクターものの子供向けの人形がきれいに並べられていましたね。自分の部屋もあって、大事に可愛がられて育てられているんだろうなと……。いわゆる“箱入り娘”っていうんですか? そういう育て方だったと思います。  ただ、祖父母は品があり人付き合いもよかったですが、亡くなった母親は結婚に失敗して実家に帰って来て、どこか近隣と馴染めずにいる印象はありましたね。特にコロナになってからは、見かける頻度がぐんと減りました」 

地元の住民たちのなかには、親子に少し“浮いた”印象を抱く人も多かったようだ。 「地元の祭に皆がハッピを着ているなか、母親1人だけがギリギリの超ミニスカートをはいて参加していました。髪も染めてギャルっぽくて、目立っていましたよ。夜の飲食店で働いていたようですし、そういう意味で服装も生活サイクルも、高齢世帯が多い地元とは馴染んでいませんでした。  娘も同級生が運動着で通学したり遊んだりしているなか、子供にしてはいつもキラキラした派手な服装をしているので、浮いているなと思っていました。家の前を通学で通る時には『おはよう!』といっても、一切知らん顔。聞こえているのに聞こえていないという態度で、ムスッとした顔のまま歩き去るんです。自宅を訪れた際も無視でしたし。難しい年ごろなのかもしれませんけど……」(同前)  思春期真っ盛りの娘との間にあの夜、何があったのか。  取材班は祖母に取材を申し込んだが、「申し訳ありません……」と声を落とし、立ち去っていった。  娘は「母親が先に襲って来た」などと話しているというが、気が動転しているだけとの見方もあり、情報は錯綜している。いまだ事件の真相解明には至っていない。 

(2023.1.21.文春オンライン)

 

 
 




おとなしいと評判の13歳娘が母親を刺殺
…祖父が事件前に語っていた“孫の変化”



いつもは静かな住宅街が、突然喧騒に包まれたのは1月17日未明のこと。静岡県牧之原市に住む主婦はこう語る。

「救急車のサイレンの音で目を覚ましました。家から外を確認すると、道に救急車のほかに何台もパトカーが止まっていたんです。後でYさんが亡くなったと聞いて驚きました。小さな町なのに、こんなに怖い事件が起きるなんて」

 40代の女性・Yさんの死亡が搬送先の病院で確認されたのは1月17日午前1時30分ごろだった。地元紙の記者は次のように語る。 「静岡県警によれば、同居家族から『(Yさんが)刺された』との110番通報があったのは、16日午後11時50分ごろ。牧之原警察署から署員が駆け付けると、2階の寝室で首などを刺されたYさんが倒れていたそうです。19日に司法解剖の結果も発表されましたが、死因は複数の刺し傷や切り傷による失血死でした。凶器は、日常的に使っていた包丁のようです。 Yさんの娘(13)が母親を刺したことを認めており、『母親からスマホでSNSを使い過ぎていると注意されて口論になっていた』などと話しているそうです」 刺殺されたYさんは両親、そして一人娘で中学1年生の長女と暮らしていたという。Yさん一家の知人によれば、 「Yさんの祖父にあたる人が建設業で成功しており、比較的裕福なご一家という印象です。いまの自宅は14年前に新築した一軒家で(事件現場となった)2階だけでもたくさんの部屋がありました。 Yさんはこの町で生まれ育ちました。結婚して女の子に恵まれましたが、婚家とうまくいかず、長女が生後3カ月のころに実家に帰ってきたのです。 Yさんのご両親は、孫娘をとてもかわいがっていたのです。Yさんが仕事に行っている間は、お母さんが代わりに長女のお世話をしていました。 長女は、物静かで感じのいい女の子でした。私には声を出して挨拶もしてくれていましたし、大事件を起こすような子ではないと思っていましたが……」 Yさんの長女については、ほかの近所の住人たちの印象も総じて“おとなしい子”“事件に関わるようには見えなかった”というものだった。何が彼女を豹変させてしまったのか?

 
「警察は犯行の動機は、スマートフォンを巡る母娘間のトラブルだった可能性があるとみているようです。また一部報道によれば、長女が通っていた中学校では親子を対象にしたスマホの使い方講座を開催しており、課金ゲームやSNSなどについての注意を一緒に聞いていたとのことです」(前出・地元紙記者) 『スマホ危機 親子の克服術』(文春新書)などの著書があり、スマホトラブルについて取材を続けているジャーナリストの石川結貴さんは次のように語る。 「スマホの使い方で口論になって、お母さんを刺してしまうなんて……、と驚く人もいるかもしれませんが、決して“ありえないこと”ではないのです。 私が取材したなかでも、中学1年生の息子がスマホでオンラインゲームを毎日10時間やり続けていたので、母親が注意したところ、口論から殴り合いに発展し、警察官を呼んだというケースなどがありました。どのケースも幸いにケガ人こそ出ませんでしたが、一歩間違えば殺傷事件になっていた可能性も否定できません」 21年に小学生の子供にスマホを持たせている親550人を対象に行われた調査によれば、約6割が子供からスマホを取り上げた経験があり、そのうちの、約4割が親子関係に悪化をきたしたという。 Yさんと長女の口論で“取り上げ”までが話題になったかは明らかではないが、スマホの使用制限が、親子トラブルの要因の一つであることは間違いないだろう。石川さんが続ける。 「現代の子供たちにとって、スマホは“かけがえのない居場所”になっています。 SNSでいえば“裏アカ(秘密裏に設けた匿名アカウント)”を持っている子も多く、“親がムカつく”などと本音をつぶやいたりします。そこで知り合った友人たちは“素の自分”を認めてくれた宝物のような存在。彼らとの人間関係や居場所を守るために、子供たちは必死になるわけです。 また今回の事件の13歳少女は『おとなしい子』だったそうですが、そういった子ほどリアルな人間関係になじみづらいためか、裏アカなど、スマホで築いた人間関係に一生懸命になり、長い時間を割いてしまう傾向もありました」 前出のYさん一家の知人は、Yさんの父が最近、孫について悩んでいたとも証言する。 「あるとき『孫が言うことを聞かなくなってまいっているんだよ』と、もらしたのです。私が『たった一人の孫だから甘やかし過ぎたんじゃないか』と言うと、苦笑いしていました。 聞いてみると、子供のころから孫がワガママを言っても騒いでも、祖父母は怒ったことがなかったそうです。オモチャも洋服も小遣いも、ねだられて断ったことがなかったとか。『それじゃ躾どころじゃなかっただろう』と言うと、黙ってしまって……」 溺愛し続けた孫が包丁で娘を……、想像もできなかった悲劇に直面し、同居していた祖父母は悲嘆の日々を送っているという。

「女性自身」2023年2月7日号

 
 
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