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無責任に娘の口をふさごうとしないでちょうだい 『虎に翼』石田ゆり子

2024年04月05日 | 映画・テレビ・動画
『虎に翼』“ラスボス”石田ゆり子が豹変
 最後の最後で“援軍”に

第5話は、穂高(小林薫)に出くわしたことで女子部への出願がはる(石田ゆり子)にばれてしまった寅子(伊藤沙莉)。娘に普通の結婚を望むはるは弁護士を目指すなど当然大反対。必死に説得しようとする寅子に、はるは現実の厳しさを教え、明日改めて振り袖を買いに行こうと提案する。

翌日、母との待ち合わせ場所で寅子は裁判官の桂場(松山ケンイチ)に再会。母を説得する方法を尋ねると、「私も女子部進学には反対だ」と言われてしまう…というストーリーだった。 

 「自分が女学校に行きたくても行けなかった」というはるは「実家の旅館から逃げられるなら誰と結婚してもよかったのかもしれない」と衝撃発言も飛び出す。「今ではお父さんと一緒になって心からよかった」ものの「子供の幸せを一番に考える母親になろうと決めた」と素直な胸の内を伝え、お見合いをさせることを頑なに譲らない。  寅子は「心から愛してくれてありがとう」と母の愛情に感謝しながらも「でも、私にはお母さんが言う幸せも地獄にしか思えない」。として「やりたいことも言いたいことも言えず、必死に家のことしても、家族の前以外ではスンッとして。だから、私はお母さんみたいな生き方じゃなくて…」と続けると、はるはショックを受けてしまう。  

その翌日、寅子と偶然出会った桂場も女学部進学を反対する。その頭ごなしな物言いに、その場に現れたはるは「何を偉そうに。あなたにうちの娘の何が分かるっていうのですか?何が時期尚早ですか?泣いて逃げ出すですか? そうやって女の可能性を摘んできたのはどこの誰?男たちでしょう」と激怒。

「私に感情的になられても」とうろたえる桂場に「自分にその責任はないと?」と追及の手をゆるめず、「それなら無責任に娘の口をふさごうとしないでちょうだい」とバッサリを切り捨てた。  

その後、はるは寅子の道を応援すると決め、六法全書を買い与える。寅子は無事に“地獄への切符”を手に入れた。  

第110作目の連続テレビ小説となる本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった女性を俳優・伊藤沙莉が演じ、彼女とその仲間たちが困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんの実話に基づく、リーガルエンターテインメントとなっている。



虎に翼 NHK

激動の昭和を生き抜いた五黄の寅年生まれの猪爪寅子(伊藤沙莉)。法という翼を手に入れ、女性初の弁護士、のちに裁判官となった女性とその仲間たちの物語 .

2024年(令和6年)度前期放送のNHK「連続テレビ小説」第110作目
2024年4月1日から放送中。吉田恵里香作、伊藤沙莉主演


第1週「女賢しくて牛売り損なう?」 (1)
初回放送日: 2024年4月1日
激動の昭和を生き抜いた五黄の寅年生まれの猪爪寅子(伊藤沙莉)。法という翼を手に入れ、女性初の弁護士、のちに裁判官となった女性とその仲間たちの物語が幕を開ける!
「女賢しくて牛売り損なう?」 (2)
初回放送日: 2024年4月2日
兄・直道(上川周作)と親友の花江(森田望智)の結婚準備が進む中、猪爪家の下宿人・優三(仲野太賀)の大学に弁当を届けた寅子(伊藤沙莉)はそこで法律の道に出会う。

猪爪はる(いのつめ はる)
演 - 石田ゆり子
寅子の母。家事も家計も完璧こなす現実主義な母親であり、直言とは対照的に夢を語る寅子に、厳しい態度をとっている。
猪爪直言(いのつめ なおこと)
演 - 岡部たかし
寅子の父。大抵の事は笑って許してくれる優しい父親であるが、恐妻家である。法律を学びたい寅子の夢を応援している。
猪爪直道(いのつめ なおみち)
演 - 上川周作
寅子の兄。
猪爪直明(いのつめ なおあき)
演 - 三山凌輝(幼少期:永瀬矢紘、正垣湊都)
寅子の弟。責任感が強く、家族のためなら自らを犠牲にすることも厭わない。

米谷花江(よねたに はなえ)
演 - 森田望智
寅子の女学校の同級生。寅子の兄・直道と婚約中。
佐田優三(さだ ゆうぞう)
演 - 仲野太賀
猪爪家に下宿する書生。両親を早くに亡くし、弁護士だった父に憧れて大学に通うも高等試験(司法試験)には合格できずにいた。
昼は銀行で働きながら夜間は大学で勉学に励む。気弱で頼りないが優しく芯が通っている。

桂場等一郎(かつらば とういちろう)
演 - 松山ケンイチ
司法の独立を重んじる気鋭の裁判官。寅子に対して、女性が法律を学ぶことに疑問を呈する。「法の世界」の手ごわい先輩だが、実は甘党。
穂高重親(ほだか しげちか)
演 - 小林薫
高名な法学者。女子教育に熱心で明律大学女子部の立ち上げに尽力し、教鞭をとる。「法の世界」における寅子にとっての生涯の師。
法を学ぶ寅子が出会う人々










 

 
 

 
 

 
 
 
 
 
 



 
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