
大阪の叔父(父の妹の旦那)が死んだ。土曜だったので断る理由も思いあたらず、行くことに。このおっさんには子供の頃親にもされたことがない「勉学の強制」をやらされた日があり、それ以来「こいつが親でなくてヨカッタ」憎んでいたのですが、ま、一番交友のあった親戚筋なので、あまり不義理もよろしくない。

葬儀会場は近鉄若江岩田。うちの親戚は父方も母方もなぜか近鉄奈良線にほとんど固まっていえるので、集まるには便利

冠婚葬祭に疎い自分はただ葬式に行っても面白くないので、ここは「死体鑑賞」と死にまつわる周囲の人間の行動鑑賞、並びに新幹線のぞみ往復での読書時間の確保
がテーマ
坊主が自分より若い奴だとなんとなく残念な感じがする。長い読経の後、いよいよ「ナマ死体鑑賞会」。死体を見るのはひさしぶりなので否がおうにもテンションが高まる。「おっ死体や!死体や!」とみんなテンションもググっと上がってるよーな気がする。
朝ドラ鑑賞でメソメソ泣いてるワタシですが。こーゆー時は泣こうにもいっこうに悲しくおセンチになれない、蛭子さん同様笑いがこみ上げてくるやっかいなタイプです。おまけに今日の死体は少しキモチ悪い顔だ。コレハオモシロイデス。
喪主であるおばはん(父の妹)がやっぱり思い出の「ちょっとイイ話」をして泣かそーとするのだがオモシロイ。でもイイ話だ。ほんとひさびさに聞くイイ話だ。でもオモシロイ。
うちの父もかなりボケが進行しておるので、悲しいとかそーゆー感覚はわからないらしく、「エっ?!そんな時に?!!」ってゆータイミングでビデオカメラを回したりデジカメを撮ったり、実に不謹慎な呆け具合の行動が笑える
ひさびさに見る親戚の女子(僕と同い歳と3歳下)の喪服姿にもチンコは何の反応もしてくれず、自分には喪服でチンコが硬くなるとゆー生理がないのが少々残念

葬式の時間て長いのねー、火葬時間中の食事会談タイム含め約5時間、全ての
キャスティングが面白過ぎで、伊丹なんとかゆーつまんない監督のお葬式映画なんかより100万倍おもろかったのでした。いや~それぞれの加齢は実にオモシロイ。「今度は誰だ?」とゆー微妙な緊張感もヨイ。
そして日帰り新幹線往復にひさびさにまとまった読書時間が捻出できたので、一気に「魍魎の匣」の残りを片付ける。ストーリーガイドラインが映画とほとんど同じなので余分な箇所はガツガツ飛ばし読み、自分の味わいたいディテールのみを優先。やっぱり1000ページ以上の分量は多過ぎる。これは多分300ページにまとまるんではないかと。期待していたダルマの作り方がほとんど伏字でスケベ心をそそるイイ手法だと思ったのですが、何か物足りない、食い足りない。

宗教・霊能・超能力・占いの薀蓄は興味深かったのですが魍魎の薀蓄がイマイチ興味興味をそそられませんでした。映画を観てからの読書だったのでドキドキ感も10分の1に軽減されてたし(しかし映画はよくこの内容を1本のまとめ上げたなぁと感心しきり)。ラストのくだりのヘボさは映画がどんくさいのんかいなーと思ってたら原作自体のラストがつまんない展開なのでした。
グロに関しましてはせっかくの題材なのにエグイ部分が中途半端過ぎで完全に消化不良であります。これだったらグロさは全てカットした方がイイね。僕が欲しいのはもっと糞リアルな吐き気がこみ上げてくる「グロ」さです。こんな中途半端なことは止めてください。チンコが全く硬くなんない消化不良感。ま、それがテーマじやないのはわかりますが・・・
そんなこんなで家に帰って早々に床についたのですが、夜中に嫁が寝に来た時珍しく目を覚ましてしまい、うにょうにょしてたら、ひさしぶりにキスなんかして23日ぶりに家庭内SEXをやらかしてしまいました
やっぱり葬式の死にまつわる感覚はチンコの硬さに影響を与えてくれまんねんな~と大阪弁でわめいてみる

ダルマさんがコロンだ
1.手術台(作業台?)でまず右手を落とす、ショック死を防ぐため麻酔 は使う、昔は麻酔なしで取りあえず生き残った奴を出荷してた、 死んだ奴は人肉市場行き(中国で「2本足羊」とは人肉の事)、1960 年代くらいまで人肉は結構広く食べられていた。 今ではダルマの材料調達が難しく、大事にして麻酔してから手術する。
2.両手足切り落とすまで半年以上かかる、更に機能不全やショック症状 から来る肌荒れを防ぐためにお肌の手入れには気を使う。 特に肛門等の排泄機関は放っておくと病気の元なので丁寧に洗浄する。 人気のある若い女ダルマは生理があるが大抵は手足を切られたショック で止まってしまう、そこで女性ホルモン投与や日常的な性交(これも製 造者の仕事)で生理を止めないようにする、これが最も高く売れる秘訣 です、若くて肌が綺麗で性交可能で生理がある、少し手間のかかるダルマ の方が人気があります。
3.立派なダルマとして出荷されるまで実に1年近くかかります、その間に 食事を与え、手入れをし、綺麗な洋服まで着せて注文者の元に出荷します。 ダルマにされた若い女性などは「こんなに親切にされたのは生まれて初めて、 こんなおいしい物食べたのも初めて、家で食べるものもなく、親から虐待 され重労働させられたいた日々から比べたら天国のよう」と言って喜んで 出荷されていくそうだ。

翌2月3日(日)朝、嫁がハードディスクDVDレコーダーが動かない動かない動かないと喚いている。たしかにこの5年間うちのハードディスクDVDレコーダーの酷使の仕方は尋常じゃなく、少し休憩をあげようと電気屋に預け、アウトレット店にてSHARP DV-ACW72身請け。前の機種は120GBであったが、今回のは250GBで前のより半額以下の値段だ。家電製品の5年とゆー歳月はそーゆー感じなのであります。

そのようなバタバタした週末でした
お葬式にまつわるお話は、いろいろ増えていくばかりでございます。いえね、最近は結婚式のご招待より黒い縁取り関係がおおございますから。
義父の葬儀のときでした。義父が火葬され、湯気を立てながら親族の元にもどった時、お子がひと言。
「おいしそう・・・・。」
そりゃぁ、出気たてのほやほやに違いありませんが。
ワタクシは、青くなったり、赤くなったり。忙しい一日だったのを思いおこしました。