
「めくらやなぎと眠る女」 村上春樹
物語が どーしても物語が読みたかったん
でも 読みたくなるやつはいっこもないし 我慢して読むんは集中力抜け落ち続けるばっかしやし
そんな折 やまだでんきの書店コーナーにこいつがあった
無難な選択や ちょうどエエ
需要と供給のバランスが保たれた夜
長編はいっつも風呂敷広げ過ぎてたたまれへん村上さん 最後の方がいつもぐずぐずでで騙されたよーな気になる村上さん
でも短編は ちょうどエエ
帰りの電車で 表題作の「めくらやなぎと眠る女」を消化
耳がわけもなく聴こえなくなるのは ヒトゴトではない
自分も 最近よく耳が聴こえなくなる よく聴こえなくなり過ぎて 聴こえないのに馴れてしまいました
バスの老人たちはどこから来て どこに行ったのでしょうか
友達はなぜ死んだのでしょうか
しばらくこの物語集があるから 通勤の行き帰りに物語の渇望感に襲われることから免れますな
この渇望感はなんでしょう 依存症の一種でしょうか
でも ロクな物語が無いので 村上さんのを読むしかないのです
ベストではないですけど ベターです
新潮社の本にしては珍しく(と自分は思いました)シオリが付いていないのが残念ですが
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村上春樹 | |
新潮社 |

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