父に刺され長女死亡 父、認知症か
草加市で12日昼、父親(77)の自宅で長女(46)が首などを刺され死亡した事件で、
父親に認知症の疑いがあり、家族が市に相談していたことが13日、市への取材で分かった。
市広報課によると、家族は昨年9月、父親の問題行動などを市に相談。
市の長寿介護福祉課が窓口となり、医師や保健所が対応に当たっていた。
父親は認知症の疑いがあったが、医師が処方した薬を飲まなかったり、受診を拒否したりしていたという。
12日午前には長女を含め家族が、市内の保健所で担当者と相談していた。
相談中も父親から長女の携帯電話に複数回連絡が入っていたという。
(埼玉新聞 2015年5月13日)
県警に通報・相談…女性切られ死亡 容疑の父逮捕/草加署
長女(46)を刃物で切りつけて殺害しようとしたとして、草加署は12日、殺人未遂の疑いで、
草加市氷川町、無職木原喜雄容疑者(77)を現行犯逮捕した。
長女は搬送先の病院で死亡が確認された。同署は容疑を殺人に切り替えて動機などを調べている。
逮捕容疑は12日午後0時35分ごろ、
自宅で、長女のアルバイト柳田陽子さんの首などを刃物で切りつけるなどして、殺害しようとした疑い。
県警捜査1課によると、木原容疑者は1人暮らし。
昨年5月以降、三女(43)から県警に、父親に関する相談と「父が押し掛けてきた」といった内容の通報があった。
一方、県警は昨年12月から今年4月まで、木原容疑者から3回にわたり「自分が被害に遭っている」との通報を受けていたという。
12日午前、木原容疑者の親族と草加市、保健所が市内で相談。その後、長女が木原容疑者の自宅を訪れ、事件に巻き込まれたという。
木原容疑者は「頭に血が上っていたので殺害しようとしたか分からない」と供述。
県警は通報などへの対応について、「関係者への助言、関係機関への通報などできる限り対応した」とし、
殺人事件に至った点は「捜査中で回答を控える」としている。
(2015年5月12日 埼玉新聞)
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