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博多女性殺害、逮捕の元交際相手「刺したこと間違いない」…
防犯カメラに刃物をかばんにしまう姿
発表によると、寺内容疑者は16日午後6時15分頃、同区博多駅前2の路上で、川野さんを刃物で複数回刺すなどし、殺害した疑い。川野さんの死因は失血で、頭や胸などに切り傷や刺し傷が十数か所あった。
県警の捜査員が18日午前、博多区内の路上で寺内容疑者を発見し、博多署に任意同行を求めた。県警は寺内容疑者が所持していた刃物を押収しており、事件で使われたものかどうか調べる。
県警は昨年10月以降、川野さんから「(寺内容疑者と)別れた後も、つきまとわれている」などと複数回にわたって相談を受けていた。寺内容疑者に口頭で警告したが、つきまといなどが続いたため、県警は同11月、ストーカー規制法に基づき、寺内容疑者に対してつきまとい行為などを禁じる禁止命令を出し、川野さんにボタンを押すと110番できる装置も渡していた。
禁止命令後にも、県警は川野さん宅を10日間、パトロール。今年1月6日には川野さんに電話し、特に異常はないと確認したという。
県警は「警察が取った措置は、法に基づき適切に対応したと考える」とした。
現場近くの防犯カメラには、男が川野さんを襲う様子が記録されていた。
川野さんは事件現場近くの会社に勤めており、捜査関係者によると、事件の数分前、男と川野さんの2人が傘を差しながら、博多駅方面に向かって歩いて行く姿が防犯カメラに映っていたという。
2人がコンビニエンスストア付近で立ち止まって話をしている様子も映っていたが、映像によると、男が突然、川野さんを路上に押し倒し、何度も刃物を振り上げた。その後、倒れたままの川野さんを残し、現場を立ち去った。刃物をかばんにしまうような様子も記録されていたという。県警は寺内容疑者とみて映像の解析を進めている。
(2023/01/19読売新聞オンライン)
《博多女性刺殺事件》
「彼女は中洲の高級ラウンジの人気者、容疑者の男は…」
被害女性(38)の遺体に残された“強烈な殺意”の痕跡と、
容疑者(31)の女性への扱いが滲む写真
「いやー」「やめてー!」 月曜夕方の退勤ラッシュで混み合うJR博多駅付近の路上で、女性の悲痛な叫び声が響く。女性に馬乗りになって刃物で胸などを何度も突き刺す凶行に及んだ男は、立ち上がるとその場から逃走した。
午後6時過ぎで多くの人通りがあり、目撃者も多数。警察には「女性が刺された」などの通報が相次ぎ、警官が現場へ駆けつけると、福岡県那珂川市の会社員・川野美樹さん(38)が血を流して仰向けの状態で横たわっていた。すぐに病院へ搬送されたが、まもなく、死亡が確認された。事件を取材した大手紙の社会部記者は、凄惨な事件のあらましをこう説明する。 「川野さんは頭や胸、腹など十数か所に刃物で刺す、切るなどされていて、目撃者がいる状況でここまで執拗に攻撃を加えた犯人の男には強い殺意を感じます。
川野さんは数カ月前から『別れた男性に職場で待ち伏せされている』と何度も警察に相談しており、その男は昨年11月にはつきまといなどの『禁止命令』を受けています。現場付近でもその男の指紋が見つかったことから、自宅を捜索するなど捜査を進めていました」 川野さんの元交際相手である寺内進容疑者(31)が見つかったのは、事件から2日後の18日。博多区内の路上を1人で歩いていたところを警察官に発見され、任意同行の末、その日の夜に殺人容疑で逮捕された。 「男は取り調べに対して『刃物で川野さんを刺したことは間違いありません』と容疑を認める供述をしているようです。2022年の春ごろから川野さんと交際していましたが、ほどなくして別れたものの未練があり、職場で待ち伏せするなど“ストーカー”状態になっていました」(警察関係者)
殺害された川野さんについて、前出の記者が解説する。 「名古屋市生まれの川野さんは小さい頃から活発な女性で、中学卒業後には沖縄の芸能養成スクールに通っていた時期もあるようです。その後結婚・出産を経て離婚、福岡に引っ越してきたのは約10年前。事件当時は両親と娘の4人暮らしで、博多駅近くの会社で事務として働いていました。以前には那珂川市でエステ店などを経営していたこともあるようです」 殺人事件とは無縁に見えるが、川野さんにはもう1つの顔が存在した。九州一の繁華街・中洲で“売れっ子ホステス”として働いていたのだ。 「川野さんは会員制の高級ラウンジでも働いていました。中洲では有名なお店で、川野さんはママを除くと最年長に近い年齢でしたが、彼女目当てのお客さんも多くいる人気者でした。話にユーモアがあるうえに気さくで、楽しそうにお酒を飲む姿が魅力的。しかも店の若いキャストの面倒見も良かったようで、悪い話を聞いたことがありません」(中洲関係者の男性) 川野さんが働いていたラウンジのオーナーは中洲のキャバクラ王としてメディアで紹介されたこともある有名人で、多くの店を展開していた。 「寺内容疑者も同じオーナーがやっていた系列のバーで店員として働いていました。川野さんが働いていたラウンジのアフター(来店後にラウンジの外で会うこと)でよく使用されるバーなので、そこで知り合ったのでしょう」(同前) 川野さんと寺内容疑者の双方と知り合いだったというこの男性は、事件への驚きをこう語った。 「お店で見かける程度だったので、2人が付き合っていたことも別れた後に寺内容疑者がストーカーになっていたことも知りませんでした。私の知っている寺内容疑者はイカツイ見た目の割に気が利く紳士的な面もあり、明るくてノリが良い男でした。いかにもチャラそうではありますが、いわゆる“ストーカー”になるタイプとは真逆だと思っていました。2人の間に何があったのでしょうか……」 寺内容疑者のSNSには、友人らとお酒を飲んでいるときの写真などが多く投稿されている。眉間にシワを寄せた表情で収まる写真が多く、中には女性の首に雑に手をかけているように見える写真もあった。 事件現場近くの防犯カメラには事件の一部始終が映っていたという。傘を差して立ち止まっていた川野さんと寺内容疑者。寺内容疑者は突然襲いかかり、押し倒した川野さんの全身に何度も刃物を突き刺すと、カバンに刃物をしまい平然とその場を去った。2人の最後の会話は何だったのか。真相解明が待たれる。
(文春オンライン 20231.19)
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容疑者はバー勤務「普段はまじめ」 博多駅前女性刺殺
福岡市の博多駅前で会社員、川野美樹さん=当時(38)=が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された元交際相手の寺内進容疑者(31)は昨年から歓楽街・中洲のバーで働いていた。明るく真面目な勤務態度だったといい、寺内容疑者を知るバー店主の男性は「事件を起こすような兆候はなかった。大変なことになった」と動揺した表情で語った。
男性によると、約1年前に福岡に転居し、昨年4月からアルバイトとして勤め始めた。客としてよく訪れていた川野さんと店で知り合ったとみられる。寺内容疑者は将来、独立して自分の店を持ちたいと話していた。
昨年11月、川野さんへのストーカーの件で警察から連絡があり、男性は2人が交際していたことを初めて知ったという。「川野さんに子供がいることも知っていた。残念だ」と声を落とした。
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