米南部テキサス州でメキシコとの国境近くにあるエルパソの大型商業施設で3日、白人の男による銃乱射事件が起きた。同州のアボット知事や地元警察によると20人が死亡し、26人が負傷した。4日未明には中西部オハイオ州デイトンでも銃撃事件があり、容疑者のほかに少なくとも9人が死亡、26人が負傷した。いずれも日本人が事件に巻き込まれたとの情報は確認されていない。
警察によるとエルパソの事件で拘束されたのはテキサス州に住むパトリック・クルシウス容疑者(21)。同容疑者がインターネット上に投稿したとみられる文書には移民に反対する内容が盛り込まれていた。
被害者にはメキシコ人も含まれており、警察は移民問題に絡む憎悪犯罪(ヘイトクライム)の可能性があるとみて捜査している。デイトンの事件の容疑者は単独犯とみられ、犯行現場での警官隊との撃ち合いで射殺された。
トランプ米大統領はエルパソでの事件発生後「きょうの憎むべき事件を非難する。何の罪もない人たちが殺されることを正当化する理由や言い訳は存在しない」とツイッターに投稿した。
米国では銃の乱射事件が相次いでいる。7月28日には西部カリフォルニア州ギルロイのイベント会場で起きた銃撃事件で3人が死亡した。今年の銃による死亡者(自殺を除く)はすでに8千人を超えている。
米中西部オハイオ州デイトンで4日午前1時(日本時間4日午後2時)頃、銃乱射事件があり、地元警察によると、少なくとも9人が死亡、16人が負傷して病院に搬送された。容疑者の男は警察官によって射殺された。犯行の動機は明らかになっていないという。
地元警察などによると、事件が起きたのはバーやレストランなどが並ぶ繁華街オレゴン地区で、容疑者は自動小銃と替えの弾倉を所持し、防弾チョッキを身に着けていたという。現場近くにいた警察官によって、銃乱射開始から1分程度で容疑者は射殺されたという
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