http://www.ntv.co.jp/zenigeba/
今夜から「銭ゲバ」のTVドラマ版が始まるとゆーことで昼間その紹介番組があり、そいつが「あなたは愛と金(銭)どっちが大事?」とかゆー実にくだらないインタビューで尺を埋めくさっていたのでムカついた。尺の無駄使いとはまさにこのことである。そんな予算や尺があるんなら原作者のジョージ秋山先生のインタビューでも撮ってきて欲しい。永久保存盤にするさかい。
ジョージ 秋山(1943年4月27日 - )栃木県足利市出身 本名 秋山 勇二
1970年 「アシュラ」http://blog.goo.ne.jp/tagomago1021/e/d35b26924f265db9298e67b35060a22b
「銭ゲバ」発表
1970年当時、自分は10歳、小学3年か4年生、当時連載のマガジン、サンデー、チャンピオンの全てを立ち読みで過ごしていた平和な万博少年、その中でジョージ秋山先生はパットマンX~デロリンマンと向かう中で徐々に子供心に「アレ?」「アレ?」とゆー人間の暗部が垣間見えかくれしていたのですが、今でもしっかりと覚えています、いきなり始まった「銭ゲバ」の死体を埋めている最初のシーン、これは平和な子供の心には十分過ぎる刺激でしょう
自分はもっと幼少の頃観たシネマ「太陽がいっぱい」http://blog.goo.ne.jp/tagomago1021/e/d29da0bf0650623231dab3c43ae8d8bb
で一応免疫を持っておりましたが、それでも当時の少年漫画の「銭ゲバ」の登場の仕方は度肝を抜かれ、リアルタイムでその連載を体感していくと、なんぼ平和でハッピーなお子様(僕のことです)でも微妙に人間形成が歪んでいくとゆーもんです
ジョージ秋山先生は無名時代、喫茶店のウェイトレスイに一目惚れして通い詰め「オマエがいるお陰でオレは漫画が描けないんだよぉ~」と喚きちらし、自分のアパートに連れ込み鍵をかけて監禁し二晩三日かけて、指1本触れず、ただ好きなんだの一言を繰り返して最後には口説き落として嫁にしてしまった逸話のあるナイスガイなんですが、奥様(晴子さん)は「お恥ずかしい話ですが、私には秋山とゆー人間がよくわかっていないのです。秋山によく言われます。もっとオレの漫画を読め、漫画を読めばオレがわかるはずだと言われるんです」
ま、「銭ゲバ」はそーゆー頭のオカシイ秋山先生のヤング時代の記念碑作品ですから、少年時代の自分にはトラウマとゆーか立派な宗教だったよーに思います、めっさ洗脳されまくってましたさかい
その後「銭ゲバ」の蒲郡風太郎は水俣病を撒き散らす企業家に成長していくんでしたよね すんごいストーリー展開でございました
そして秋山先生は「麻原なんて俺の弟子ですよ」なんてナイスな発言をしちやいます
こんなアンダーグラウンドのハードルの高い作品で松山ケンイチ君は少しオトコマエ過ぎるキャスティングやないかと思いますが、ま「ハヤリモノ」の「ベツモノ」として観覧するのが正しい見方やないかと。でないと戦争の苦労話ばかりしている可哀想なお年寄りと同じなんでね。自分的には当時「銭ゲバ」が映画化された唐十郎+緑魔子とゆーいかにもアングラ丸出しなキャスティングのやつを見たいね(当時はエッチな感じがして見るのが不可能でした)
http://home.f05.itscom.net/kota2/jmov/2001_04/010402.html
蒲郡風太郎の一番の適役は現在のところザブングルの加藤歩君ぐらいかなと思います。蒲郡風太郎キャラの必要最低限の最重要課題は「卑しさ」でっさかい。
松山ケンイチとゆーよりセクシーボイスアンドロボゆーより大後寿々花http://blog.goo.ne.jp/tagomago1021/s/%C2%E7%B8%E5%BC%F7%A1%B9%B2%D6
ドラマ版は予想通りやっぱしハズレでしたが、ジョージ秋山先生に原作使用料なり印税なりが入金されるんだからエエとしましょう。ドラマ版一番のビックリは森迫永依ちゃんがずいぶんと大人に成長されていたことですな。みんないつまでも子供じゃないんですね。残念ズラ。
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自分も松ケン好きですが、こればっかしはちょっと苦しいね。宮川ダイスケと入れ替えをすればもう少しマシになるのかなと思いました。
全然気がつかなかった;
ドラマは中途半端に70年代ひきずってますねー
このテーマはどう展開しても難しいだろうな、と。
でも松ケンファンなので見ますようー♪
あ、銭ゲバの赤ちゃんはものすごく衝撃でした。ひさびさに思い出して子どもの時のショックが封じてたトラウマの如く甦りましタ〜。
とゆーかこの頃の状況劇場の面子ですな
凄すぎるキャスティングですね。
それ、絶対、死ぬまでにはみてみたいです。