(↑ロータスホンダ99T フロントもリアもタイヤがハの字に・・・)
この間、スバル360の事を書いたら、そう言えば
1ヶ月前ぐらいに配信サイトで映画「キャノンボール」
を観たのを思い出した。この映画を最初観たのは20代
だったと思う。
それで、昔の事なのでどこで観たのかなどもう忘れたが
オープニングの曲が強く印象に残っていて、それを
聴くためにちょっとだけ観てみようとしたが
なんとズルズル最後まで観てしまった。
エンドロールでNGシーンと言うか、舞台裏みたいなシーン
もあったりで久々に映画で大笑いさせてもらった。
この映画はスター勢揃いで、バート・レイノルズ、ファラ・
フォーセット、ジャッキー・チェン、ロジャー・ムーア、
サミー・デイビス・Jr、ディーン・マーティン、そして
「イージー・ライダー」のピーター・フォンダまで出ている。
この映画の製作は1981年で、私が関東方面の安アパートに
住み始めた頃だから、あと数年で世の中はバブル景気に突入
していくという時代である。
バブルの頃は、私などヒラはそういう事などないが、部長など
のデスクには証券会社からの勧誘の電話がしょっちゅう掛かって
来ていた。そうした電話が煩わしかったのか、わざと女性社員に
替わりに出てもらったりしていた上司もいた。
そして、昭和も末期の1987年から中嶋悟さんがF1フル参戦と
いう事で大変なブームになったが、私もF1中継のTV放送は
欠かさず観て、その上必ずVHSのビデオデッキ(古!)で録画
していたものだ。また中嶋さんで今でも思い起こすシーンは
1989年最終戦、大雨のオーストラリアGPでファステストラップを
記録した時のことだろうか。
上の写真のロータスホンダは、たぶん30代前半の頃作ったもの
だと思う。よくもほぼ無事で押入の隅に残っていてくれたものだ。
中嶋さんがF1を引退してから、だんだんとTV中継にも熱が入らなく
なって来て、次第に観なくなった。思えば引退が1991年だから、
バブル景気と中嶋さんがF1で活躍した時期が、ほぼ一致している
ことになる。
私は、バブル景気など自分には何の関係もなかったと考えていた
が、F1や中嶋さんなどのおかげで、経済的にではないにせよ
たしかに気持ち的にはそうであった、とも言えなくもないと
今ではそのように思うのである。