今日の一枚

季節めぐりのデジカメ行脚で、何気に心に残った一枚を保存しています。

棚田の蝋梅と男綱(明日香稲淵)

2009年01月28日 | 飛鳥

11日の栢森の女綱に引き続き、稲淵の集落でも、翌成人の日の12日に、綱掛け神事が執り行われ、
真新しい男綱が飛鳥川に張り渡されていました。


この日は春を思わせるような温かさとなり、檜隈の里から朝風峠を越えて棚田に出ると、
汗ばむほどの冬日和となりました。
棚田の蝋梅は、降り注ぐ陽光の中で甘い香りを漂わせて匂い立っていました。
蝋梅の向こうに棚田のシンボル案山子がひとりぽつんと佇んでいます。


道明寺天満宮のうそかえ祭

2009年01月25日 | 河内

今日は道明寺天満宮の初天神。菅原道真公の仁徳によって難を逃れた故事に因む「うそかえ」というお祭があり、久し振りに出かけてきました。
     
大宰府へ下向した道真公が悪魔払いの祭を行った際、寒中なのに無数の蜂が参拝者を襲ったのを、一群のうそ鳥が飛来して、たちまちに蜂を食いつくして人々を救ったという故事に起源を持つ、厄除けの神事です。
     
みぞれが降りしきる寒い中にもかかわらず、大勢の方が行列を作り、狭くもない境内が、うそ鳥の木彫りが入った袋を「かえましょう!かえましょう!」と称えて交換する参拝者で湧き返りました。太鼓の合図で交換が停止となり、そのとき自分の手元に残った袋からうそ鳥を取り出すと、純金、純銀のうそ鳥と交換できる幸運あてになっています。外れた木彫りのうそ鳥も今年一年のお守りとなります。

千数百年の伝統神事ですが、近年では、昨年ついたうそを神前に詫び、「うそ」を「まことに」かえるという信仰が生じているようです。
「うそ」が「まこと」になると、きっと困る人もいるでしょうね。太古も金のうそ鳥が当たらなくてほっとしました!(^^)!


聖武天皇の恭仁宮と山城国分寺跡

2009年01月17日 | 京都

馬場南遺跡(神雄寺跡)現地説明会の後、せっかくここまで来たので、当日初めてお目にかかった方の車に便乗させていただき、古代大和と山城の国境にある聖武天皇の「恭仁宮跡」を訪ねて来ました。

南山城といえば、浄瑠璃寺や岩船寺を訪ねることは何度もあるのですが、木津川を越えて訪ねたのは今回が初めてでした。本格的な都城・平城京がありながら、わずか4年足らずの間、この地に宮を築いた、藤原氏の血に悩める聖武天皇の夢の跡です。天皇が平城京に戻った後は、宮に重なるように山城国分寺が置かれたところです。穏やかな冬日の中で、過ぎ去った歴史の幕間をひっそりと垣間見た気分でした。


奥飛鳥栢森集落の伝統正月行事「勧請女綱掛け神事」

2009年01月11日 | 飛鳥

ときおり激しく雪が舞う寒い日となりました。
お昼ごろから綯い始められた全長80メートルの女綱は、午後4時前には終了しました。

集落の入り口に当たる飛鳥河畔の福石まで在所の人によって運ばれます。

栢森龍福寺住職によってお経が唱えられ綱掛けが始まるのは午後4時過ぎになります。
女綱は、下流の稲淵の男綱と異なり、仏式によって執り行われます。

飛鳥川に真新しく架け渡された女綱。冷え込みが厳しくなった午後5時前に、今年1年の無病息災、五穀豊穣を願う綱の掛け替え祭事が無事に終了しました。


栗原のお地蔵さん

2009年01月03日 | 飛鳥

明日香栗原のお地蔵さんに「今年もよろしく」の初参り♪
新年の飛鳥逍遥は、檜隈寺跡(於美阿志神社)を抜け栗原地蔵さんへのご挨拶から。「右岡寺」へのお地蔵さんのご案内の通り、朝風峠を越えて岡寺へ初詣をして来ました。お地蔵さんのおかげで、今年も元気に歩けそうです。
岡寺でネコさんご一家と合流し、夕方から風人さん+公ちゃんと、いつもの花林で「新年会」となりました。(*^^)v


辛国神社(藤井寺市)の茅の輪くぐり 

2009年01月02日 | 河内

西国観音霊場第5番札所で知られる「葛井寺」の西南側に隣接する辛国神社は、その社名からも渡来系氏族に所縁があると思われる延喜式内社です。
今日は、お正月の運動不足の解消を兼ねて、地元の氏神大津神社、道明寺天満宮、道明寺、葛井寺、辛国神社を詣でて来ました。


新春の飛鳥大仏拝顔

2009年01月01日 | 飛鳥

元旦の飛鳥は、時折みぞれ交じりの氷雨が降る寒い年明けとなりました。
飛鳥寺から眺める多武峰や葛城山系は雪模様。傘を持たずに出かけて来ましたので、ともかく飛鳥寺だけ参拝して早々に戻って来ました。
飛鳥寺門前では、両槻会参加者のmiyauchiさんご夫妻と遭遇。今年最初の年始挨拶の交歓となりました♪