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割れても自己修復するガラス
開発した樹脂ガラスはポリエーテルチオ尿素と呼ばれる高分子物質からなる。
これは生体分子の表面に強く接着する「分子糊(のり)」と名付けた物質の合成中間体として設計されたが、固く、さらさらした手触りの表面をしていながら、破断面同士を押し付けているとそれらが融合する特別な性質を示す
この材料の弾性率(>1GPa)、力学強度(32MPa)が著しく大きいことを考えると、破断面が修復する性質は驚くべきことである。材料の修復能を評価すると、室温では数時間の圧着で機械的強度が破損前と同等の値にまで回復した。
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