目薬一滴から体重まで計測できる小型センサー、あらゆるモノに搭載可能

目薬一滴から体重まで計測できる小型センサー、あらゆるモノに搭載可能

https://newswitch.jp/p/11419

名古屋大学工学研究科の新井史人教授、室崎裕一特任助教らは

計測幅は一般的な荷重センサーの約1000倍

単結晶のみで水晶振動子を作ることで実現した。どこにでも装着でき、重さや硬さや圧力、気圧など多彩な計測が可能。ロボットをはじめあらゆる物に搭載し、常に計測できる。企業と連携を図り、２０１８年の実用化を目指す。

素子の大きさは２ミリメートル角。最小が分解能０・４ミリニュートンで重さ約０・０４グラムを計測でき、最大が分解能６００ニュートンで重さ６１・１８キログラムを計測できる。一般的な加重センサーと比べ１０００倍の計測幅を持つ。理論的には、ネズミの体重である約３０グラムと電車１両の約３０トンを同じセンサーで同時に計測できる。