田舎びと歳時記

花鳥風月、演歌と津軽に一筆啓上

『かおりちゃん』の民謡

2010-09-23 09:45:01 | 演歌(艶歌)
香西かおりさんの民謡もすばらしいですよとの声に早速聴いてみました。
『津軽あいや節』――顔と身体全体で唄ってる様は迫力十分。
ああいう姿も魅力的で色っぽいですね。

民謡歌手はやはり声の張り、伸びが違います。
私一度だけプロの民謡歌手の生唄を聴いたことがあります。群馬県沼田市内のお寺の本堂
で行われた、『津軽三味線と民謡の夕べ』とかなんとか言う催し物だったと思います。

マイクなしで本堂に響いた女性民謡歌手の、あの張りのある唄声には圧倒されました。
振袖の艶やかな着物姿にもうっとりでした。

今日は朝から雨降りの彼岸の中日、秋分の日。お籠りには絶好の日なので春先より聴き始めた
香西かおり をじっくり聴き直してみました。
かおりちゃんの映像見ながら、昨日で終了したと思われる猛暑、真夏日に惜別の想いを込めて。

香西かおりさんの歌のベースには民謡で培ったものが流れているような気がしました。

ホンマ ええですわ~



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虫の音聴いて演歌恋しくて

2010-09-07 23:02:39 | 演歌(艶歌)
相変わらずの寝苦しさの中、寝付いた後に目覚めると、辺り一面から虫の鳴き声。
『こおろぎ』かな? 鈴虫の声はまだ入ってなさそう。
一眠りしたあとなので、喧しいほどのその合唱にも心静かに耳を傾けられます。

いいよ いいよ 好きなだけお鳴き

猛暑冷めやらぬ秋の夜長――虫の音もいいけど、やっぱり心に沁みる演歌が欲しいね~
もうそろそろいいんじゃないの~ 演歌解禁
別に今まで演歌を絶っていたわけじゃありません、暑さのせいで聴く気持ちになれなかっただけ。  
やっぱり身体と心をクールダウンさせなきゃ!

そんな折、昨日テレビで八代亜紀の『雨の慕情』を聴きました。  演歌の女王の艶やかで
ハスキーな歌声、心に沁み入りました。 
そして今日は香西かおり――NHKの歌謡コンサート出演は六月初め以来のはず。
落ち着いた色の着物と相俟って、しとやかな歌姫の姿にやっと演歌の秋を実感しました。

五木ひろし 八代亜紀 香西かおり ……

演歌って、いいよね~  現実世界はどんなだろうと、心酔わすあのメロディーが詞の世界へ
誘って呉れるから。
ちなみに、私のカラオケのレパートリーには、五木ひろしさんの曲が二つ。
 『幸せさがして』 『そしてめぐり逢い』

演歌を聴くには難しい理屈は御法度。 憂き世に汚れた心?を素直にきれいにして聴かなきゃ~。
だから演歌にはお酒が付き物ですよ。……





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カラオケ番組に学ぶ

2010-07-09 13:06:42 | 演歌(艶歌)
歌の勉強、演歌の心を学ぶ――毎週金曜日の夜八時から、我が郷土の群馬テレビで放送され
ている『カラオケチャンネル』、要するにカラオケのど自慢番組。県内はもとより、隣接する埼玉、栃木の他、
関東信越の各県からの出演者も多いのです。

審査員は作曲家の杉本眞人先生とゲスト歌手のお二人。先生の『吾亦紅』がヒットした年頃から毎週
見ています。金曜の夜はちょっとした楽しみに。

歌い終わった後、出演者に杉本先生からのお話があるのですが、これが聞いていて面白く又とても勉強
になります。
情景が聴いている人に浮かぶように。 
あまり歌おうとし過ぎないでサラリと語りかけも。 
のどで歌わないで腹の底から歌うようなつもりで。
 その他いろいろ…

先生の気さくな語り口と丸いサングラスをかけたあの風貌。失礼ながら、一年中、日焼けしているような
顔と肌の色。歌手の五木ひろしさんよりも先生の方が年下だなんて思われません。
オット、これは重ね重ね失礼なことを申してしまいました。

杉本先生の作曲される歌の範囲って、演歌からポップスまで。つまり大川栄策からチェウニまでと広範囲。
以前紹介した、ちあきなおみさんの『かもめの街』も先生の作曲になります。

今日は、杉本塾あり。先生がギターかかえ歌のレッスンをしてくれるコーナーがあるんです。

家に帰ったら 風呂に入って ビールを飲んで 
         カラオケチャンネル見よっと!








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久しぶりに聴いた『ちあきなおみ』

2010-06-07 23:48:22 | 演歌(艶歌)
車で移動中にラジオから聞こえた、ちあきなおみ さんの 『かもめの街』 という歌が、グッツと
心に突き刺ささりました。

作曲:杉本眞人、作詩:ちあき哲也

ところで、ちあきなおみさんはもう歌手としても活動をされていないようですが、誠に残念です。
歌唱力抜群、ビンビンと伝わってくるものがあります。
ラジオで聴いたこの歌の歌詞で最後に出てくる ドンブラコ というフレーズが気になって
動画で何遍も聴いてみました。

最近、心のバイオリズムが低調期にあるようで活力不足。
こんな時に聴いた『かもめの街』――沁みるねぇ~




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思川と恋瀬橋

2010-05-24 14:57:31 | 演歌(艶歌)
思川  恋瀬橋   (おもいがわ  こいせばし)

ロマンチックじゃありませんか、演歌へのいざない(誘い)となるような文字です。
土曜日(5月22日)に仕事の関係で茨城県の小美玉市へ行く途上で見つけました。

『思川』とは道の駅の名称。栃木県小山市郊外、国道50号線沿いにあります。この近くには思川
という河川も実在しています。



   ☆ ☆ ☆ ☆ ☆   ☆ ☆ ☆ ☆ ☆   ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

一方、『恋瀬橋』とは茨城県石岡市南西部を流れる 恋瀬川 に架かる国道6号線が通る橋のこと。
八代亜紀さんや中村美律子さんの歌の中にも『恋瀬川』という名の歌があるほど。

実を言うと、去年も3回程このコースはマイカーで通っていたのですが、恋瀬橋、恋瀬川の文字には
気づきませんでした。余程ボーッツとしていたのか、それとも何か他のことでも考えていたのでしょう。

しかし今年は違います。春先から続く 演歌熱のお蔭で感度良好なんです!
見逃しませんでした。





 ――思川と恋瀬橋――
そこに、まさに 演歌の世界 を感じ取ったような気がして、うっとりしてしまいました。
『恋』だの『思』だのという魅惑的な文字から連想されたり、導かれたりする世界。
片道3時間半のハードな道のりも、一気に疲れが取れて、日々の煩悩も消えうせたかのような錯覚に。

ところで、演歌の世界って何? 無責任に使ってますが、どういうもの?
この世の哀しさ、もののあわれ、人間(男女)の織り成す人生模様……

ウ~ン まだまだですね。

もっと、勉強してね!

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おもいっきり 香西かおり

2010-05-09 13:53:14 | 演歌(艶歌)
春三月に初めて買った『香西かおり』のCD。
ジャケットの写真を見て、これが香西かおり? ウソでしょう 違うんじゃないの?
そう思いました。

CDの名は、プレミアム ベスト。収録されている曲の年代は、1990年前後ですから、
もう20年も前ということになります。
ということは、別人と思ったあの写真も、今よりずっとお若い頃の香西かおりさんですね。

それにしても、違うなァ~  でも、どちらも魅力的で美しいですよ。
 
ところで、なぜ今回は香西かおり なの? ブログタイトル『田舎暮らし歳時記』と何の関係
があるの? などとおっしゃらないで下さい。
やたらに苦悩や不条理の多いこの世、私のような単細胞人間には、心静めて癒しとなるものが
必要なんです。

そんな訳で、早速五月五日に発売となった新曲春陽炎

行きつけのレコード店でCD買いました。  作詞:いで はく /作曲:鈴木 淳

このお店、今でも店名にレコードの文字が付いてます。ご主人が一人店番している小さなお店ですが、
演歌系の曲ならなんでもOKと言える程なんです。
カラオケ好きのおじちゃん、おばちゃんがよく出入りしてます。

CDを手にしてニンマリ。 ジャケットに着物姿の歌姫が。演歌には着物というのが、お決まりのようで、
もちろん似合ってることは言うまでもないことですが、香西かおりさんはドレス姿もピッタシ! ですよ。

春陽炎(はるかげろう)  歌詞を何べんも読み返してみました。作詞家先生のあの詞の世界、
一体どこから出てくるんでしょうね。
先生の実体験も含まれているのですか? と聞いたら、叱られるかもね。

『 野暮なことを聞くんじゃねェ~よ! 』

ところで、ひとつの歌が生まれるまでの過程って、どんなのでしょうか?
最初に『春陽炎』というタイトルありきで出発するのか、それともあの歌手にこんな歌を歌わせたい
ので……から始まるのか。 あるいは、まったく別の方法なのでしょうか。

カラオケ用に何か一曲から始まった香西かおりファンへの道。後援会には未加入ながらも、応援は
してますよ。
香西かおりさんの高音部の泣き節――これには、すっかり魂もってかれました。

表現者たる歌手の力。これはもう偉大です。5分程の短時間で詞の世界を表現するんですから。
情景も全てスクリーンに映し出されるかのようです。下手な芝居などは及びもつかない位です。


お話が長くなりました。最後に2年前の中学校時代の同窓会でのこと。
遠くの席から一人の女の子(もう立派なお母さんです)が私の横に、お酌しにやって来ました。
型通りの挨拶の後で、ほろ酔い機嫌の私の顔を見て

『 あたしっ、〇〇ちゃんには、小学生の頃いじめられたんよ~ 覚えてる? 』

ときたのです。 
チクリッ どころじゃありません! 冷や汗ものの状況でした。
そこで、窮余の一策に私が言ったのは

 『 俺さァ~ 香西かおりを見ると、何故か〇〇さんを思い出すんだよね~』

一瞬の表情なのか声なのか、どこかちょっと似の彼女、しばらく私の横に居続けました。


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桜に艶歌

2010-04-07 15:09:57 | 演歌(艶歌)
今年の桜は、ありがたいことに、蕾から開花そして今日の満開まで随分と時間をかけて呉れたものです。
こちら前橋では、ついに満開宣言!
おかげで、さくら、桜といつまでも酔い続けて居られます。


                     ※今日とは4月6日のこと  

桜を愛でながら花鳥諷詠を試みようと勇んで出かけてみました。
今週は今日が絶好のお花見日和とのことなので。

ついこの間まで、まったくの冬枯れ景色だった木々は、淡いピンク色の衣装を身にまとい、艶やかな姿に変身。

桜をぼんやり眺めていたら、何故かウキウキ気分どころじゃなくなって、ため息と共に心はどんんどんブルー。
こんなことしていて大丈夫?
誇張して言えば、憂き世のかなしさ、はかなさがドット噴き出してきたようで、一句捻るどころではありません。

こんな事じゃ、ダメじゃん! せっかくの桜鑑賞なのに。   




この私、綺麗なものを見ていると何故か、悲しくなってしまうのです。潜在意識の中に一体何があったの?

桜を見るには余分な悪しき雑念など持たず、正直で素直な心が必要です。
そのためにも、お花見は、素面(しらふ)でするもんじゃありませんね~

もうひとつ、心を清浄にするのに艶歌(演歌)。哀調を帯びたあの調べ。日本人にはなくてはならぬものです。
お酒と艶歌は、正に百薬の長。艶歌は心の毒を消し去って、慰めと夢を与えてくれます…


艶歌の歌姫――香西かおり、坂本冬美、長山洋子、藤あや子……皆綺麗な花ばかり。また心が痛みます。

『流恋草』ようやく口ずさめるようになったのに!

 このッ 浮気者!




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流恋草(はぐれそう)で一杯

2010-03-30 10:51:54 | 演歌(艶歌)
寒波に襲われた弥生三月も終わりに近づた昨日、久しぶりにお店『津軽』に行ってみました。
暖簾をくぐってお店に入るや否や、元津軽美人のママさんのお言葉です。

『アラ~ッ!お久しぶりネェ~ どこへ行ってたの?』

まずはビールを一本注文しました。すこしでも早く酔いたくて駆け足で飲み込みました。

このお店でのカラオケ用に何か一曲と、最近CDを購入しました。誰にしようか、どんな歌にしようか
さんざんの苦悩の挙句手にしたのが、
『香西かおり』さんの流恋草(はぐれそう)

なぜ、どうして? 女歌は似合わないのじゃないの~

流恋草を選んだ理由――あので出しのギターの胸に迫る、切ない響き。
そして、歌詞の内容。『…こんな夜は あなたを許せない…』
もうお酒が欲しくなってしまいますよ。
いい歌は自分で歌うものじゃありません! お酒を飲みながら聴くものです!
早速、ママさんに頼んで有線放送にリクエストしました。

ママさんは内心では、『うちへ来たら、有線じゃなくて、まずはカラオケやって頂戴!』
というところでしょうが。

ところで、流恋草ッテ、どんな草花かと書店に足を運び、植物図鑑等で調べてみたのですが、
見つかりませんでした。 ドウシテ? もしかして流恋草ッテ、作り言葉?
『はぐれそう』は創作文字、はたまた当て字?作詞家先生の考えられたもの?
誰か、教えて!  

香西かおりさんは、大変お酒が強いと聞いていますが、一度でいいから、美味しいお酒を
いくらでも飲んでみたいものです。
この私、二十代後半になって、ようやくお付き合い程度のお酒が飲めるようになった次第です。

さて次は、桜で一杯!

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