田舎びと歳時記

花鳥風月、演歌と津軽に一筆啓上

麻場城址

2007-12-18 14:38:37 | 田舎暮らし
麻場(あさば)城址…所在地は群馬県甘楽郡甘楽町、戦国時代初期に築城された当地の豪族『白倉氏』の居城。群馬県の西毛地域で富岡市の東方に位置。
平地に存在する平城(ひらじろ)ではなく、山城(やまじろ)と言うことになろのだろうが、戦国時代には西上野(にしこうづけ)から碓氷峠に至るこの近辺にこのような規模の山城がいくつも存在したのだろう。


この城址を初めて訪れからもう10年にもなるだろうか。当時も今も本丸跡にある2本のけやきの大木が、主なき城址の番人のようで悠久の世界を生きているかのようだ。

本丸跡は一辺が60~70メートル位の四角形で、その周囲には空堀がめぐらされています。戦国時代の当時、ここにどんな建物が存在し武士達や家人の日常の様がどんなものであったのか?それは想像の世界でしかありませんが、当時の人達も南方に連なるやさしい山並みの姿には心癒されるものがあったのではないでしょうか。



今の世の我々には、戦国時代の豪族のように広大な居城など持つことは出来ないでしょうが、小なりと言えども山城のようなところに居を構えたいものです。

最後に、この麻場城の運命ですが、豊臣秀吉の小田原征伐時(1590年)に前田利家を総大将とする軍に攻め落とされてしまったとのことです。

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