夏の終わりの出来事・・・ 2009年08月22日 | ◆人生キチキチ 「んっ??」 網戸に何かが・・・ 「蛾か???」 「あっ」 窓を開けベランダに・・・ よ~~く見ると・・・ 「あぶら蝉だ」 近付いても逃げない・・・ 暑いから弱っているのか・・・ 俺は捕まえて手にとり「水」をかけてやった・・・ 水も少し飲ませて・・・ 飲んだかどうかは解らんが・・・・・ そしてまた網戸に掴まらせた。 蝉はまた掴まったままだ・・・ 蝉はたしか・・・ 「地中で7年・地上で7日」 だという。 地上で一生懸命にメスを求めて鳴き続けるという・・・ この蝉も命の終わりが近付いているのか・・・ しばらくすると 「ミ~~ン」と、鳴いた 「あっ!」 と、思い俺は網戸を見た・・・ 蝉はもう居なかった・・・ たぶん何処かで儚くも短い一生を終わるんだろう・・・ 鳴いて鳴いて鳴き止んで 死んでいった一匹の虫の声が どんなに淋しくても どんなに苦しくても 一途という一念を忘れてはならないと わたしの心を燃えたたしてくれた フトそんな詩を思い出した・・・ 人は・・・ 手助けをしてくれる人はいても 淋しさを救ってくれる人は居ない・・・ 本人の生き様なんだよなぁ・・・ あの蝉は・・・ 何で俺のベランダに・・・ 夏の終わりの・・・なんだか意味深い出来事だった・・・ ※ところで蝉に水を掛けて良かったのかな??