気まぐれに綴ってみる

気分転換に徒然草に

欠乏の行動経済学

2017年05月02日 09時30分38秒 | 日記

面白い本だと思います。

2年ぐらい前に出たものが最近文庫になって安く読めるようになりました。

結構、本のボリュームは大きく、読み応えがある感じです。

本では一貫して、欠乏(頭の処理オーバーやCPUの無駄遣い)がトンネリング(一つの問題にしか取り組めない状態)を起こす。トンネリングはたいていの場合、近視眼的であるがゆえにフロー状態に等しいが、将来やその他の選択肢のすべてを捨ててこの一瞬に消費して解決を図るため、その後に大きな代償を伴う。うまく使いこなせば、驚くべき結果をもたらすが、マルチタスクで処理が必要な展開では破綻する。といった展開になってます。

専門家としてその1点だけに集中するなら、トンネリングによるフローは価値があるのかもしれないが、俯瞰して物事を進める立場では、例えばプロジェクトマネージャーなどでは、リスク要因になるって気はします。

個人的には、トンネリングとフローの違いには興味がありますが^^

でも個人的には頭のCPUの使い方がもたらす人の行動の制約状態が、腑に落ちる感じでよい本だと思いました。おすすめです。

コメント
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