大いなる陰謀 (特別編) [DVD] | |
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映画「大いなる陰謀」(2007年公開)は、ジャスパー・アーヴィング上院議員自らの政治的野心のために、敵地に降下してピンポイントの拠点を作る軍事作戦を支援する。その作戦に志願した大学生2人組に訪れる悲劇を中心とした映画である。本作はアフガニスタン戦争を想定したフィクションである。
あらすじは
「将来の大統領候補と目される共和党の上院議員(トム・クルーズ)は、執務室に旧知のジャーナリスト(メリル・ストリープ)を呼び、アフガンにおける対テロ戦争の新作戦について極秘情報を交え語り始める。彼女に独占スクープをプレゼントしようというのだ。おなじ頃、あるリベラルな大学教授(ロバート・レッドフォード)は、最近授業に出ない優等生に、その理由を問いただしている。さらに同時刻、教授のかつての教え子二人が、いままさにアフガンで新作戦に出撃しようとしていた。」
である。
学費の優待を得るために軍務を志願せざるを得ない学生に対して、ロバート・レッドフォード演じるスティーヴン・マレー教授が志願を止めるように説得するわけだが、経済的事情が背景にあるので、如何ともしがたい。マレー教授は自らの無力さを感じる表情をする。
メリル・ストリープ演じる、ジャーナリスト「ジャニーン・ロス」は上院議員が自らに「とくダネ」を握らせて、センセーショナルな報道を行わせ、自らの政治的野心に利用されている事を知り、報道を差し控えるように会社と交渉するが、抗しきれず報道されてしまう。
様々な立場の人が、単に上院議員の政治的野心によって振り回され、勉学に励んでいた大学生2人が不本意な形で最前線の激戦地へ投入されて命を散らす事になる経緯を描いた作品である。
トム・クルーズがクルーズ/ワグナー・プロダクションズの経営携わってから製作した作品として、「大いなる陰謀」は一作目にあたる。トム・クルーズは一時期バッシングを受けていたが、この映画の反響を封じたい狙いがあったのではなかろうか。
大いなる陰謀
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E3%81%84%E3%81%AA%E3%82%8B%E9%99%B0%E8%AC%80
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