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《雪の魔女の洞窟》 第145話 老人の正体

2024年01月25日 18時21分47秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
私は剣を抜くと、切っ先を老人の喉元に突きつけた。

マーテル「『ペン=ティ=コーラは博愛主義者だ』って、友達に聞いたわ。
    困っている人を無償で助けてくれるはずよね?」

老人「う、うわああ… や、やめろ…」

マ「なぜ金貨を要求するの?」

老人「うっ…」

マ「答えなさい!!」

老人「は、はい、正直に話しましょう。
  わしはペン=ティ=コーラではないんです。
  ですので、あんたに掛けられた呪いを解くことはできません。
  職業は薬剤師なのですが、最近は何とも不景気でして…
  〈死の呪文〉の話を聞いたとき、あんたの命は長くないと思ったんです。
  死んでしまえば、金貨なんて無用の長物ですよね?
  わしが頂戴しても構わないでしょう?」

マ「なるほど、よくわかったわ。
 あんたのような悪党は生かしておけないってことが…」

老人「許してくださ~い!」

マ「はぁ… はぁ… あんたも私と同じ苦しみを味わってみる?
 それとも何も感じない死体に変わりたいかしら?」

老人「申し訳ありませんでした。あなたの言葉で目が覚めました~!」

マ「そう? だったら、すぐに眠らせてあげるわ。この剣で…!」

老人「うう…」

マ「冗談よ。明日からは真面目に働くことね」

私は剣を鞘に収めると、そろそろ小屋を出ることにする。

老人「お、お待ちくだされ!」

マ「私は急いでいるの!」

老人「お詫びに私が調合した丸薬を差し上げましょう」

老人はローブの中から小さな瓶を取り出した。

老人「これを飲めば、少しは痛みが引くかもしれない」

そう言うと、老人は瓶の蓋を開けて緑色の丸薬を私に手渡す。

老人「もちろん、お代は結構…」

マ「当たり前でしょ!!」

私は緑色の丸薬をポケットに入れると、老人を睨みつけた。

マ「本当なら今すぐ殺してやりたい。
 だけど、あんたのような屑を斬ったら、剣が汚れるわ!」

老人「ひいいぃぃ…」

さあ、さっさと立ち去るわよ。











マ「はぁ… はぁ…」

呼吸が乱れている。体が弱っているのに、大きな声を出したから…

マ(早くペン=ティ=コーラを見つけないと…)

その前に…

・老人がくれた丸薬を飲んでみる

・飲まずに捨ててしまう

まさか毒薬じゃないでしょうね…


★ステータス
技術点 11/12  体力点 11/20  運点 12/12

★持ち物

戦鎚
革の鎧

ザック
金貨98枚
食料3食分
マント
魔法の銀の笛
勇気の護符
スリング
鉄の玉×1
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角い金属板

★メモ
白いネズミに気を付けること
一度だけ魔神に助けてもらうことができる
グル・サン・アビ・ダァル
健康の薬を飲んだ

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