TAKAYAN'S ROOM

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《電脳破壊作戦》 第71話 教授は不在

2024年07月13日 18時24分48秒 | 電脳破壊作戦
あたしは大学に入ると、芸術学科のフロアーへ向かう。











リアン「ここだ」

時計を見ると、ちょうど11時だった。あたしは239号室のドアをノックする。

☆コンッ★ ★コンッ☆

リ「ありゃりゃ?」

誰も出てこない。

リ「まだ寝ているのかな…?」

あたしはドアの前で待つことにする。











三十分ほど待っても、ザカリアス教授は出てこない。

リ「どうしよう…」

あたしが途方に暮れていると、誰かが声を掛けてきた。

?「あら? リアン、おはよう」

リ「あっ、メヒタ! お、おはよう…」

そうだ! 彼女に聞いてみよう。

リ「メヒタ、ザカリアス教授はお休みなの?」

メ「……」

リ「メヒタ…?」

メ「教授は一時間ほど前に逮捕されたわ…
 アルカディア人たちに知られてしまったのよ。
 教授こそがレジスタンスのリーダーであるということを…」

リ「教授がリーダー!? その教授がアルカディア人たちに捕まった!?
 そ、それじゃ…」

もうコードの手掛かりを聞き出すのは無理…

メ「まだ諦めるのは早いわよ」

リ「だ、だけど、ザカリアス教授がいないんじゃ…」

メ「教授はあなたがエージェントということも感づいていたの。
 だから手掛かりを残してくれているかもしれないわ。
 部屋に入って調べてみなさい」

リ「…! わ、わかった」

メ「リアン、一日も早く私たちを救って!」

リ「う、うん…」

メ「じゃあ、私は授業があるから…」

リ(メヒタ、ありがとう…)

あたしは239号室に入ってみる。




中は雑然としていた。原稿や歴史書などが至る所に散らばっている。
参考文献から特定の事柄を探す場合、紙媒体を見たほうが早いこともあるので、
今でも本や新聞を利用する研究者は少なくない。

リ「……」

あたしはデスクの上に目を凝らした。

リ「多分…」

これに違いない。メモしておこう。


★ステータス
技術点 11/11  体力点 17/17  運点 8/11

★持ち物
レーザー・ソード
反重力バックパック(品物を六つまで入れることができる)
(赤外線スキャナー)
(ブレスレット)
()
()
()
()

★所持金
2120クレジット

★メモ
ザカリアス教授は239号室にいる

★コードの手掛かり
け! たたかいはわれらのたのしみ
はたぎる、もたもたするな
んのうのアルカディオンよ!
うをおしむな、すすめ、つねにすすめ!
け! いくさのおたけびに、ちはさわぐ
をもとめて────すすめ、ひたすらすすめ


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