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《雪の魔女の洞窟》 第172話 優雅な姿

2024年01月30日 11時35分34秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
私はペン=ティ=コーラに銀の矢尻を渡した。

ペン=ティ=コーラ「お前の幸運には驚かされる」

ペン=ティ=コーラは銀の矢尻を亀裂の向こうへ投げると、指笛を吹いた。

バサッ… バサッ…

マーテル「…!」

洞穴の外から羽ばたくような音が聞こえてくる。

ペ「天馬が来たようじゃな」

ペン=ティ=コーラが笑顔で私に言う。

ペ「あの銀の矢尻を天馬の鬣に結びつけなさい。
 そして『火吹山へ行きたい』と命ずるのじゃ」

マ「ペン=ティ=コーラ…」

ペ「ここでお別れだ。幸運を祈る」

マ「ありがとう…」

私はペン=ティ=コーラと握手を交わすと、心から礼を言った。

マ「さようなら…」

ペン=ティ=コーラに別れを告げて、私は亀裂を通り抜ける。

マ「ああ…」

今まで洞穴の中にいた私にとって、日差しは眩しすぎた…

マ「…!」




目の前には美しい天馬が立っていた。
馬に似ているけれど、背中には大きな翼がある。
私はペン=ティ=コーラが放り投げた銀の矢尻を拾うと、天馬の鬣に結びつけた。

マ「乗せてくれる…?」

天馬「……」

天馬は頷く。私は天馬の背中に乗ると、行き先を告げる。

マ「いざ火吹山へ」

その瞬間、天馬は大空を飛んでいた。











赤い植物に覆われた山が見えてきた。天馬は無事に山頂に着地する。
私は天馬の背中から飛び降りた。

バサッ… バサッ…

天馬は空の彼方へ飛び去っていく。

マ「赤速、私を見守っていて…」

私は〈生命の仮面〉を着けて座禅を組む。


★ステータス
技術点 12/12  体力点 3/20  運点 12/12

★持ち物

戦鎚
革の鎧

ザック
金貨98枚
食料3食分
マント
魔法の銀の笛
勇気の護符
スリング
鉄の玉×1
金の指輪
銅の指輪
星形の金属板
四角い金属板
銅の腕輪(技術点+1)

★メモ
白いネズミに気を付けること
一度だけ魔神に助けてもらうことができる
グル・サン・アビ・ダァル
健康の薬を飲んだ
竜の卵の薬を飲んだ

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