海の家のラーメン

ビートたけしの言葉だったような記憶があるが(定かではない)

確か、思わぬところにいいものがあった・・・的な比喩だったと思う。


夏季限定の海水浴場の海の家のラーメンが意外とうまいことがある。
この辺から来た言葉だったと思うのだが、
今日はそれを思い出した瞬間に、見た目にも寂れたラーメン屋が目についた。

昨日、全国チェーンの天下○品で食べたから、今日は広島ラーメンで勝負!

そう思ったときにふと、目についたラーメン屋に飛び込んだ。


知らない場所で(仕事先)我ながら思い切ったものだと思うくらいボロい店だった。
AMラジオからは、石原裕次郎の歌が流れていた。(風速40メートルがどうのこうの・・・)
期待が高まる。

親父は慣れた手つきで中華鍋を回していた。
おばさんは店の外に出たり入ったりと忙しそうにしていた。

『ラーメン大盛り!』と注文して、15分。
出てきたラーメンは大盛りにしては少々小振り。でも550円なら許そう。

見た目にも広島ラーメンだが、どうもスープにすぐ膜が張ってしまう。
色は濃いが、味は薄め。
麺は珍しい卵を練り込んだ感じの太麺だった。
(広島ラーメンにはミスマッチでは?)
この辺りからだんだん不安になってくる。

スープの味はまあまあだったが、麺とのマッチングがイマイチ。
さらに、ゆで卵。(広島ラーメンにはあるまじき暴挙)
メンマは切り干し大根みたいにひからびていた。

さらに、チャーシューが甘い味付け。

この辺りから味覚がおかしくなってきた。

俺はラーメンを食べているんだよな??? と。



今日は大きな勝負に出た。

そして、大敗を期してしまった。




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