多喜二奪還事件研究室 ブログより
神村和美『小林多喜二全作品ガイドブック』が発行!多喜二奪還事件も掲載!
東京学芸大学助手の神村和美さんの『小林多喜二全作品ガイドブック』が佐藤三郎さんの編集で仕上がり、発行されました。神村さんの評論を冒頭において、全66作品を10のテーマに分けて、〈書誌〉〈成立〉〈あらすじ〉を書き上げています。ところどころ佐藤さんが〈MEMO〉で最新情報を語っています。10のテーマは〈よわき者への眼差し〉〈家族〉〈子どもの貧困〉〈“他者”としての女性〉〈性労働と女性〉〈女性の自立・活動〉〈地域性-中央・都会との拮抗〉〈国家権力への抵抗〉〈暴力・植民地・反帝国主義・反戦〉〈運動の周縁の人々〉です。まだ読み終わっていませんが、多喜二文学の全体が歴史上初めてわかりやすい形で提示されたものと感じました。『蟹工船』などを読んで、さらに読みたいと思う先導者の役割を果たすと思います。また、伊勢崎の小林多喜二奪還事件はMEMOとして取り上げられています。〈国家権力への抵抗〉の中の『飴玉闘争』に続く『監房随筆』のMEMOです。 MEMO〉伊勢崎・多喜二奪還事件 「多喜二奪還事件研究室」はhttp://www.takijidakkan.com/ |
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