映画と渓流釣り

2010年度わたくしの好きな邦画10

 新年おめでとうございます。

年末年始も瞬く間に過ぎてゆき、もうお正月の雰囲気も欠片さえ見当たりませんね。そもそも、ハレもケも無くなってしまった昨今では、盆も正月もありはしません。と申しますか、毎日がハレの日々であるこの世の中で特別な日なぞ存在しません。クリスマスにしか見ることのなかった大きなケーキや、大晦日にしか許されなかった夜更かし、病気で辛い時にしかバナナの房を見ることは無かったなんて、皆さんには想像できませんでしょ?でもそれって、たかが40年前のことなんですけど。

さて、掲題についてつらつらと。
ベスト10は下記の通りです。
①最後の忠臣蔵
ななみちゃんの可憐さに負けてしまいました。信じる人や生き方のため貫き通す事の尊さに涙いたしました。
②十三人の刺客
文句無く楽しめた映画です。稲垣吾郎の怪物ぶりを発掘した記念的作品でもあります。
③悪人
原作がそのまま映像化されているという意味では、良くも悪くも精巧な作品です。
④おとうと
山田洋次まだまだ枯れません。小百合さんも美しい。人の死を正面から見つめています。
⑤告白
憂鬱な気分が後々まで長引き、映画の評価を正しく出来ているか自信がありません。
⑥借りぐらしのアリエッティ
脚本が宮崎アニメそのものですから、はずれはありませんね。
⑦必死剣 鳥刺し
期待以上ではありませんでしたが、藤沢文学の情緒は楽しむ事が出来ました。
⑧ゴールデンスランバー
原作が面白すぎますので比べるのは酷でしょう。映像的な優位性がもう少し欲しいところではありました。
⑨武士の家計簿
森田作品がこのところ低調でありますが、その中ではまあまあの出来だったかと思います。
⑩カラフル
期待が大きすぎてガッカリしましたが、伝わるものはしっかりしてましたので。

20本の邦画を観ることをめざすのですが、去年も13本でした。観ようと思いながら見逃したものは、行定二作品「孤高のメス」「キャタピラー」「パーマネント野ばら」あたり。多分まったくのノーマーク作品にも楽しませてくれる作品があったことでしょう。出会いは縁ですからあきらめましょう。
今年も良縁にめぐりあえますよう祈念して、元気に映画館に通う事といたしましょう。
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