作品もお涙頂戴に徹した作品になっておらず、好感が持てるつくりになっていた。前記した「いま会いにゆきます」を観て感じた事と同じではあるが、生きている時にこそ、元気でいる時にこそ愛する人を大事にすべきである。残される方は逝ってほしくないから、自分が出来る事は何でもしようとするし、逝くしかない方は一人残される者に未練と不安を抱えて苦しむ。人の別れが常に悲しく悲壮感を伴うとは限らないが、昨日と同じ今日を共有した間柄であれば明日もまた同じ日々が続く事を疑わない。そんな日常をもった人々にとって、突然であろうが告知されたものであろうが別れは辛いだろうと思う。それでも必ずいつか来る別れの時、送る時も逝く時も精一杯の感謝を込めてありがとうと言いたい。「また、一緒に暮らしましょう」と言えるだけの愛情を胸に。わたくしもあなたも。
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