Ubuntu8.10が10月30日にリリース

こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。


Linux/Ubuntu8.10が10月30日にリリースされます。Ubuntuの公式ホームページが何処の現地時間かは不明なので、判ったら紹介します。

Ubuntは半年毎の定期的なリリースを宣言しており、リリースのおおよその目処も数年先まで公開されています。「半年毎の定期リリース」が実行され続ければ、何年先でもリリース予定が判ります。

リリース予定表にある「LTS」版（赤、オレンジ）は"Long Term Support"を意味し、他の版より長期にわたるメンテナンスを約束するものでDesktop Editionで3年、Server Editionは+2年の合計5年です。LTS版のリリース間隔は長く、2年毎です。丁度今年6月に8.04 LTSがリリースされたので、次のLTS版の大改訂（メジャーバージョンアップ）は2010年になります。

このように、Ubuntuはリリース計画がはっきりしているので、更新の予定が立てやすいのが大きな特徴です。

Ubuntuのリリース予定表（英文）へ

今回の8.10は現行8.04版に新機能を取り込んだ中改訂版（マイナーバージョンアップ）です。8.04版はLTSなので、基本構成を変更することなく、バグやセキュリティパッチ、ドライバーの改訂、新しいハードウエアサポートなどを含んだ小改訂版が8.04.1としてリリースされることになります。

Server Editionはデスクトップ版と異なり、操作画面はコマンドラインです。Webサーバー、ファイルサーバーなどサーバーに特化したパッケージです。Linuxカーネルがサーバー用途に適した設定になっており、単に、Desktop Editionにサーバー機能を追加したものではありません。またServer EdtionにGUIを追加することでDesktop Editionができるわけではありません。もちろんお互いそっくりにはなりますが、カーネル設定が違います。二つのEditionは、それぞれの用途に適したカーネル設定がなされています。

Ubuntuの公式ホームページ（英語）へ

国内8.10ミラーサイトJAISTのダウンロードページ（英語）へ


（*）この記事の作成・投稿はWindowsXPとFirefox3で行いました。


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