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Altman氏がOpenAIからMicrosoftへ-科学とビジネス

2023-11-21 07:27:50 | AI,IoT,SensorNetworking
Altman氏がOpenAIのCEOを解任された。そしてMicrosoftの新しいAI研究部門を率いることになった

MicrosoftはOpenAIへの投資、Altman氏の参加で、Chat型AIを実社会に実装し、一気に企業態を変える

Altman氏は、Microsoftが積み重ねてきた資産と資源をビジネスのAPIとして活用することを選択したのだろう。Microsoftはこれまで以上に、Altman氏の活動を支えChat型AIのビジネスをリードすることになる。Chat型AIの基礎研究は、これまで同様OpenAIを活用すれば良い

Altman氏はOpenAIに在職中、Microsoftの巨額な投資を引き出した。MicrosoftはChatGPTを様々な自社プロダクトに融合させ、大きく変化させようとしている。検索のあり方を、いわばGoogle型=Google/list型から、Bing/chat型に変えたことだ。人の思考をなぞるchat型は、人になじみやすいと感じる

私も検索の入り口はChatGPTになりつつある。Bing検索がChatGPTの融合系であるBing/Chatに置き換わってからは、ChatGPT4またはBing/Chatで課題解決を始め、キーワードの確認と広がりを知るために、Google検索を活用している

Microsoftはオープンソース分野でも強力な支援者だ。Windowsの標準機能でLinuxが動く仕組みWSLで、シームレスで自然なマルチOS環境を提供している。そのLinuxのソースコードの中心部をホスティングしているGitHubもMicrosoftの一部門だ。Linux Foundationのプラチナメンバー13社の内の1社として、オープンソースの開発プロジェクトを支えている

これからのソフトウエア開発環境にChat型AIが統合され始めており、ソフトウエア開発者は、自身のアイデアをより高速に育てることができる時代に移った。厳格な論理性を持つソフトウエア開発は、もともとAIによる開発アシスタントが最も適している分野だ。この時代の変化でソフトウエア開発に求められるスキルは全く変わる

Chat型AIはオープンソース開発と融合し、ソフト開発のあり方を変革、加速する。そのスポンサーの代表にMicrosoftがなったのだ


いつもアクセスありがとうございます。Chat型AIを育ててきたAltman氏がMicrosoftへ移ることへの思いと背景への考察を共有します。

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