いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山亮治です。
今日のお題は「Linux/wipefsでHDD/SDD等DISKの初期化の実行例」です。
今日のお題は「Linux/wipefsでHDD/SDD等DISKの初期化の実行例」です。
使用済みのディスクを再初期化するには、パーティション情報とsuperblockを完全に消す必要があり、そのコマンドが"wipefs"です。このコマンドは、ディスクの管理情報を完全に消去し、一般的な方法でデーターを取り出すことは、不可能になります。十分に注意して使ってください。
■現在のディスク状況を確認
$ lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sda 8:0 0 447.1G 0 disk
├─sda1 8:1 0 512M 0 part /boot/efi
├─sda2 8:2 0 414.7G 0 part /
└─sda3 8:3 0 32G 0 part [SWAP]
sdf 8:80 0 477G 0 disk
├─sdf1 8:81 0 512M 0 part
└─sdf2 8:82 0 476.4G 0 part
sr0 11:0 1 671.1M 0 rom
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sda 8:0 0 447.1G 0 disk
├─sda1 8:1 0 512M 0 part /boot/efi
├─sda2 8:2 0 414.7G 0 part /
└─sda3 8:3 0 32G 0 part [SWAP]
sdf 8:80 0 477G 0 disk
├─sdf1 8:81 0 512M 0 part
└─sdf2 8:82 0 476.4G 0 part
sr0 11:0 1 671.1M 0 rom
■ディスクのラベルを確認
$ sudo fdisk -l /dev/sdf
ディスク /dev/sdf: 477 GiB, 512110190592 バイト, 1000215216 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 4096 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 4096 バイト / 4096 バイト
ディスクラベルのタイプ: gpt
ディスク識別子: 6F9BEE0B-7BB3-4A60-B964-BAEDCCA660CC
デバイス 開始位置 最後から セクタ サイズ タイプ
/dev/sdf1 2048 1050623 1048576 512M EFI システム
/dev/sdf2 1050624 1000212479 999161856 476.4G Linux ファイルシステム
ディスク /dev/sdf: 477 GiB, 512110190592 バイト, 1000215216 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 4096 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 4096 バイト / 4096 バイト
ディスクラベルのタイプ: gpt
ディスク識別子: 6F9BEE0B-7BB3-4A60-B964-BAEDCCA660CC
デバイス 開始位置 最後から セクタ サイズ タイプ
/dev/sdf1 2048 1050623 1048576 512M EFI システム
/dev/sdf2 1050624 1000212479 999161856 476.4G Linux ファイルシステム
■ディスク消去の試行
$ sudo wipefs -a -n /dev/sdf
/dev/sdf: オフセット 0x00000200 にある 8 バイト (gpt) を消去しました: 45 46 49 20 50 41 52 54
/dev/sdf: オフセット 0x773c255e00 にある 8 バイト (gpt) を消去しました: 45 46 49 20 50 41 52 54
/dev/sdf: オフセット 0x000001fe にある 2 バイト (PMBR) を消去しました: 55 aa
/dev/sdf: ioctl() を呼び出してパーティション情報を再読み込みします: 成功です
$ sudo wipefs -a -n /dev/sdf
/dev/sdf: オフセット 0x00000200 にある 8 バイト (gpt) を消去しました: 45 46 49 20 50 41 52 54
/dev/sdf: オフセット 0x773c255e00 にある 8 バイト (gpt) を消去しました: 45 46 49 20 50 41 52 54
/dev/sdf: オフセット 0x000001fe にある 2 バイト (PMBR) を消去しました: 55 aa
/dev/sdf: ioctl() を呼び出してパーティション情報を再読み込みします: 成功です
■ディスクの消去の実行
!データを全て失う!
$ sudo wipefs -a /dev/sdf
/dev/sdf: オフセット 0x00000200 にある 8 バイト (gpt) を消去しました: 45 46 49 20 50 41 52 54
/dev/sdf: オフセット 0x773c255e00 にある 8 バイト (gpt) を消去しました: 45 46 49 20 50 41 52 54
/dev/sdf: オフセット 0x000001fe にある 2 バイト (PMBR) を消去しました: 55 aa
/dev/sdf: ioctl() を呼び出してパーティション情報を再読み込みします: 成功です
$ sudo wipefs -a /dev/sdf
/dev/sdf: オフセット 0x00000200 にある 8 バイト (gpt) を消去しました: 45 46 49 20 50 41 52 54
/dev/sdf: オフセット 0x773c255e00 にある 8 バイト (gpt) を消去しました: 45 46 49 20 50 41 52 54
/dev/sdf: オフセット 0x000001fe にある 2 バイト (PMBR) を消去しました: 55 aa
/dev/sdf: ioctl() を呼び出してパーティション情報を再読み込みします: 成功です
■ディスクのラベルを確認
$ sudo fdisk -l /dev/sdf
ディスク /dev/sdf: 477 GiB, 512110190592 バイト, 1000215216 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 4096 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 4096 バイト / 4096 バイト
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 4096 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 4096 バイト / 4096 バイト
■ディスクの状況を確認
$ lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sda 8:0 0 447.1G 0 disk
├─sda1 8:1 0 512M 0 part /boot/efi
├─sda2 8:2 0 414.7G 0 part /
└─sda3 8:3 0 32G 0 part [SWAP]
sdf 8:80 0 477G 0 disk
sr0 11:0 1 671.1M 0 rom
takumi@tani18:~/.ssh$
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sda 8:0 0 447.1G 0 disk
├─sda1 8:1 0 512M 0 part /boot/efi
├─sda2 8:2 0 414.7G 0 part /
└─sda3 8:3 0 32G 0 part [SWAP]
sdf 8:80 0 477G 0 disk
sr0 11:0 1 671.1M 0 rom
takumi@tani18:~/.ssh$