今日は「AndroidでのIoT開発を始めます」の話題です。
■AndroidとIoT
Androidはスマートフォン用のOSとして広く普及しています。
ハードウエアはスマートホンやタブレットですから、画面がついていますし、携帯電話網、Wi-Fi、Bluetooth、GPSなどがついています。
IoT分野でも、タッチ画面のついたスマホやタブレットの方が良い場合も多々あります。
周辺装置とはBluetooth、Wi-Fi、USB等で接続します。
機器単体でSIMを使ってモバイル通信ができるので、周辺装置からのデータ収集ができれば、IoTデータをインターネット経由でクラウドに集約できます。
■AndroidはLinuxが起源
AndroidはLinuxをスマートフォン用に作り込んだOSで、Googleが配布しています。そのため、Linuxと親和性が高く、bashが動き、Pythonを使うこともでき、sshサーバやHttpサーバを動かすこともできます。
■Andriodの開発言語と開発ツール
Androidの標準の開発言語はJavaかKotolinです。開発はAndroid Studioを使います。Android Studioの中で仮想のデバイスを立ち上げて動作を確認できます。もちろん、スマホやタブレットを直接USBに接続して、実機デバッグも可能です。
■センサーデバイスとの連携
センサーデバイスからのデータ収集を行うには、Rspaberry PiとArdiunoを経由します。Raspberry Pi 4から処理能力が良くなりました。Ardiunoを使ってデータを収集し、そのデータを正規化するなどの前処理も十分可能です。
■Raspberry Piとモバイル網通信
匠技術研究所ではPCにモバイル通信用のSIMをつけて通信できるようにしています。同じ方法で、Raspberry Piもモバイル網と通信ができるようにしています。弊社はSIMも提供しているので、画面表示が不要なシステムは簡明なモバイル網直結型Raspberry Piを実装しています。
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