Mozilla Firefoxからの派生版64bitブラウザWaterfoxが24.0をリリース
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Mozilla Firefoxからの派生版64bitブラウザWaterfoxが24.0をリリースしました。WaterfoxはFirefoxを基にWindows 64bit用に最適化したブラウザです。WaterfoxプロジェクトではFirefoxの流れでの最速のブラウザを目指しています。
■waterfoxプロジェクト・ダウンロードページ(英文)へ
■Waterfoxプロジェクトが公表するベンチマーク・グラフ(英文)へ
Windows版Mozilla Firefoは32bitでの配布です。32bit版と64bit版の大きな違いは、一つのFirefoxが取り扱うことにできるメモリーの大きさの違いです。Windows 64bit上でも殆どの32bit版ソフトウエアは動作することができ、Firefoxも動作します。
理屈の上、ベンチマークなど実験室的な環境では64bit版の方が32bit版より高速に動作します。実環境では意識できる程の差は無いと考えて良いでしょう。ただ、64bit版の方が32bit版と比較して、一つのプログラムがメモリー上で取り扱うことのできる面積(作業机の大きさのような)が広いので、マルチメディア系の作業に適しています。一般的な事務作業では全くといって良いほど差は出ません。
私の場合は、ノートPCはWindows 7の64bit版。事務所のデスクトップはWindows 7の32bitと、Linuxの64bitです。Windows 7の32bitは、近いうちにWindows 8.1の64bitにアップグレードします。このように、32bit版はじわじわとなくなりつつあります。
waterfoxですが、firefoxのように、セキュリティパッチが頻繁にあるわけでなく、結構間開くのですが、大丈夫なんですかね?まだ、前にご紹介があった、firefox互換の名前が思い出せない(ドイツとかの)もののほうが、パッチ当たりますが....
確かにWaterfoxのリリース間隔は長く、前回リリースは18.0.1ですね。
Firefox互換の64bit版で自動更新ができるリリースはPalemoonです。Palemoonは既にwaterfoxより新しく24.1.0です。ドイツのものはChromium/Chrome互換のSRWare Ironですね。これは自動更新はかかりません。
私の場合は、利用者が多いものを選ぶことを優先しています。利用者の数が多いことでセキュリティのみならず、不具合の洗い出しが速く、その情報の伝達も速いからです。日常はInternet Explorer, Firefoxおよび派生ソフトPalemoon、waterfox、chromium/chromeおよび派生ソフトをSRWare Iron使っています。その他のブラウザソフトを使ったこともありますが、今は使い止めています。
waterfoxはWindows 64bit用の64bit版のみのリリースであること、ソースコードから実行ファイルを生成するコンパイラにはIntel製コンパイラを使っていることから、VisualStudioが提供するccでで作られた32bit版でのメモリー管理の隙を突く攻撃は、期待する結果を得られない可能性があります。そういう意味では、より頑強な面を持ちますね。
コンパイラがインテル製とは知りませんでした...
今後も楽しい提案をよろしくお願いします。
Palemoonも使っています!
私も(会社がお金出してくれたら)ルータセミナーにも参加したいと思っています。その節はよろしくお願い致します