Mozilla Firefoxがプラグインの事前ロードをほぼ廃止へ-ロードは利用者が判断
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
FirefoxブラウザやThunderbirdメールソフトで著名なMozilla Firefoxが、出荷状態では最新版のAdobe Flash Player以外のプラグインのロードを廃止することにしました。これは、ロード済みのプラグインを経由した、セキュリティに関する攻撃を回避することが目的で、ユーザーにとってはセキュリティ対策を強化することになるメリットがあります。
そもそも、プラグインとはブラウザの基本機能を拡張するための仕組みで、広く使われています。プラグインは、配布者がその品質を管理するプログラムで、ブラウザに組み込まれて、ブラウザと一体となり動作します。たとえば、ブラウザの中でPDFファイルが開く場合は、ブラウザにPDFファイルを表示する機能が「プラグイン」として追加されています。
このような働きをするために、プラグインの品質によってはセキュリティホールになり得ます。プラグインに関係するセキュリティホールを避けるには「プラグインをインストールしない方が良い」ということになります。たちが悪いのは、知らず知らずに悪意のプラグインがダウンロードされ、ブラウザにインストールされることです。
今回のmozillaの発表は「必要とする人が必要とするプラグインを自主的にインストールする」時代への変化を告げるものです。これまでと違い、Firefoxをインストールして使い始めるときに「これが表示できないな?」という場面に出会ったら「自分の意思でプラグインをインストールする」という操作になります。さらに、そのプラグインを「信頼できるサイトでのみ実行する」ことの選択もできるようになる予定です。
このことは、ブラウザが既に基本ソフトの働きをしていることに他なりません。Windowsでも、ソフトをインストールするときに「インストールしますか?」と訊ねられ、知らず知らずのインストールを避けるようになっています。これと同じイメージです。
日本語での発表はこちら。
プラグインのコントロールはユーザの手に
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