情報技術の四方山話

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企業向けWindowsXP搭載PCの生産は2008年1月末まで

2007-08-23 08:06:30 | Weblog
PCメーカーでのWindowsXPを搭載したパソコン生産が2008年1月末で終了するとのことです。その後はWindowsXPを搭載したメーカーブランドのPCの購入は在庫限りになります。個人向けはすでにWindowsVistsに切り替わっており、WindowsXPを搭載したPCは企業用として販売されています。しかし「企業でもWindowsVistaを購入せよ」とのことです。

企業にとってパソコンの基本ソフトを入れ替えるのはたいへんなことです。ダウングレード使用権(Vista版のライセンスでXPを搭載し利用することができる)が設定されるとのことで、企業にとっては当面XPを使い続けられる道はあります。

 2000年頃にWindows98/MEからWindows2000/XPへ移行したことは、企業にとっても意味のあることでした。Windows98/MEは基本的な設計が古く、ネット利用など並行処理が不可欠な時代への適応が不十分でした。不十分だから機能を補完する追加ソフトが必要となり、ますますハード的な処理能力が逼迫するという状況でした。

Windows2000/XPへの移行のより、安定度の高い基本ソフトに変えることができたからです。

今のWindowsXPは良くできていて、Windows98/XPに比べると格段に安定しています。ただ、基本ソフトの実行基盤であるコンピュータ・ハード資源も大幅に増えています。CPUの処理能力や、メモリーの搭載量は10倍以上です。相乗効果でたいへん安定した実行基盤となっています。

 これで十分な気がするのですが、何故基本ソフトを替える必要があるのでしょうか。新しい基本ソフトしか手に入らないからです。

新しい基本ソフトでも良いのですが、同じ操作性を提供して欲しい。特に仕事用は操作性が変わらないこと。



プジョーといえばフランスの自動車メーカーとして知られています。20,000台のPCを70,000人が利用する環境でLinuxを採用とのことです。基本ソフトはNovell SUSE Linux Enteprise Desktopで、オフィスストはOpenOffice2.1.1です。これまでの300名のパイロットプロジェクトでは大きな混乱はなかったそうです。

http://www.informationweek.comの記事(英文)へ



使い勝手が変わらなければ、基本ソフトやオフィスソフトの銘柄は問わないようになってきているのでしょう。日本では業務にLinuxを採用するには、日本語入力の関係でもう少し時間がかかります。が、代替品で良い部分は代替品でも良いと思います。

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