PC冷却用ファン/FANの種類の違い-PWMとは?
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は「PC冷却用ファン/FANの種類の違い-PWMとは?」を紹介します。
PC冷却用ファン/FANには様々なものがあります。価格も様々です。
PWMファン/FANは「可変回転数型」で、その他は固定回転数型の違いがあります。
PWM型ではファン/FANに与える電源を入れたり、切ったりして回転スピードを変化させ風量を調整します。ただし、この機能は電源を供給する「マザーボード(接続先)側もPWM対応であること」が必要で、マザーボードが非対応の場合は「最高速度」で回りつづけます。マザーボード上の温度センサーを元に回転数は調整されるので起動直後は最高速で回り、温度にしたがって回転数が上下します。
写真の例では、
最大風量:38.5CFM(1.07m3/min)
回転数:900-3,000回転/分
です。
このタイプは4Pin配線接続で、マザーボードを通じて回転数が調整され、今の回転数を知ることができます。
一方で、通常目にするファン/FANは固定回転数のものがほとんどです。この形は設計上の固定回転数で回りつづけます。必要な冷却性能で風量=回転数が異なります。
写真の例では、
最大風量:17CFM(0.48m3/min)
回転数:1,000回転/分
です。
このタイプは3Pin配線接続ができ、マザーボードを通じて今の回転数を知ることができます。
どの型のファン/FANも、ハードディスク電源などからの分岐(2Pin)で電源を共有することもできますが、回転数を把握することはできません。
価格の違いを見ると基本的には冷却性能と静音性能は相反関係にあり、同一メーカーで価格が高い方が両方の性能が良くなります。さらに耐久性能が高いモデルもあり、一番高価になります。
■二種類のファン/FAN
■PWM/回転数変動型
■固定回転型