情報技術の四方山話

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LinuxとFirefox3:はじめに

2008-04-18 07:45:20 | Linux日本語デスクトップ
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

今回からLinux(CentOS5)上の「Firefox3」について紹介します。

近年Linuxのデスクトップ環境が充実し、日本語の表示も改善されました。1980年代からUNIX系やLinux関連の仕事を経験しており、Linuxの日本語環境はWindows環境と比較すると使いにくい印象を持っています。Liux上のブラウザ表示では、日本語フォントの表示が乱れたり、日本語を使った表が乱れたりする場面にしばしば遭遇してきました。

Linux上で、ブラウザの画面を綺麗に表示することができれば、利用範囲が大きく広がります。CentOS5をインストール後、CentOS5に備わっているFirefox1.5で英語系の技術的な情報を検索し、読んでいるうちに「Linuxでも文字・画像でのドキュメント表示には充分使える」という印象を持つようになりました。日本語ページも新聞のように、写真と文字によるニュースサイトを見るには、問題を感じることがなくなりました。

過去の記事で紹介したように、CentOS5とFirefox1.5の組み合わせで、Yahoo!のトップページも問題なく表示ができます。iGoogleも見えますし、gmailも実用上問題のない程度に表示ができます。また、驚いたことに、以前はInternetExplore以外の表示に「警告」を出していたMSNのサイトも「警告を出すことも無くなり」きれいに表示できるようになりました。

このように、ブラウザの表示系の問題が大幅に改善していることで、Linuxの利用範囲がサーバー側からデスクトップ側に拡大するのは時間の問題です。

そこで、もうすぐリリース予定のFirefox3を使って、表示を確認していきます。またウエブサービスを動かし、使ってみます。

企業の事務環境などは、システムの作り方次第では、デスクトップもLinuxで良いのかもしれません。あるいは、まだまだかもしれません。これからの連載がその判断のヒントになればと思います。

■Linux/CentOS5上でのFirefox3Beta5の表示



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