はんかくさいんでないかい。

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2013.10.26 西尾正道先生講演会『放射線の光と影・・・ここに住み続けるリスク』

2013年11月17日 | 日記

2013.10.26 西尾正道先生講演会『放射線の光と影・・・ここに住み続けるリスク』

北海道ガンセンターで院長を長く務め、現在は同センターの名誉院長として長年放射線医療の最前線に立っていた西尾正道医師の被曝に対する講演。

ここでは、放射能安全運動の本拠地とも言える福島県のいわき市で行われた講演が見られる。

そもそも、原発事故が起きる前は、原発は放射能を一切外には排出しない、と言い続けてきたのが原子力マフィアの発言だった。しかし、原発は事故を起こしていない状態でも、キセノンやクリプトンなどという希ガス類と呼ばれる放射能は排出している。つまり、「放射能は一切出さない」という喧伝が「ウソ」だったわけだ。

オマケに、原発は地震でも安心、十分な耐震性能がある、というのも、どうやら福島第一原発のか一号炉格納容器の壁面亀裂の水漏れが発覚するにつけ、単なる津波だけの被害とは違うことが明白となっている。海水が原因で二年で劣化し錆びによって破損したというのなら、もっと数多くの地点で同様のことが起きていて、誰も手が点けられない状態となっているはずだ。

もし、あの地震での亀裂でないならば、溶融燃料に拠って格納容器が破壊されたという話になり、その時点で東京電力の溶融燃料の在り処の「評価」は、まったく間違ったものと言える。全部「ウソ」だったわけである。

西尾正道先生の発言の多くは、被曝影響についてである。癌治療の専門医として放射線治療を長年行ってきた実施した経験がら語られる放射線影響についての評価は、いわゆる外部被曝と内部被曝との違いのみならず、現在チェルノブイリ以上に発症速度が加速している福島県の小児甲状腺癌の発症についても、その端緒である小児白内障についても触れる。