フクシマの嘘 其の弐(隠ぺい・詭弁・脅迫)
どうやら、この動画をリンクしているサイト。特に被災に遭っている福島県の人たちのブログなどへのリンクや動画が削除されているらしい。
これはドイツZDFとい放送局が作成したものだが、世界中では公共性が高く、そのまま放映されているようだ。
TPPで問題となっている知的所有権の中には、こうした報道動画も含まれるのだろうか?いや、ドラマなどの創作物は分かるのだが、事実を報じているだけであるし、何か伝えられて都合が悪いことがあるとしか思えない。日本語字幕が駄目なのか?ドイツ語ならいいのか。
福島原発一号炉の水素爆発時の動画は、ネットから削除され続けた。一号炉と三号炉の爆発の形状の違いに触れるマスメディアが皆無だというのは、ほとんどメディアが「大本営発表」を垂れ流していた戦中のメディアのあり方と変わらない。
自前で手弁当で放射線測定器を持って取材していたフリージャーナリストの報告を「嘘つき」呼ばわりする。もちろん、そうしたジャーナリストには官営の情報が不足している。例えば発災当初は、官房長官会見からはフリージャーナリストはオミットされていたからだ。
当然情報は不足する。実測値だけを頼りに記事にうると、瑣末な齟齬を針小棒大に取り上げて「ウソ」だと言う。実測したデータも「デマ扱い」される。分断して情報を混乱させ、欽定報道だけを「正しい」とする手法は、かっての大勢翼賛時代の手法そのものだ。
しかし、その欽定報道の中には、様々な矛盾が生じる。このZDFが指摘している矛盾については、日本国も原子力ムラの人たちも有効な回答は出していない。単に出せないだけなのだ。分からないから出せない。
事実を直すれば、この事故の原因と、現在の状況は、大半が不明なままであると言える。これで「安全審査」ができるらしい。何がどう壊れているのか不明なのに、未だに「安全神話」にしがみつく。これって科学的?オウムのようなカルト教団の信仰並だと思うのだが。
100mSv/年までは安全です。放射能は笑っていれば平気です。原発安全神話が崩壊したら、今度は放射能安全神話の構築である。被災地の被災者は、皆ポアされちゃうわけだ。オウム真理教とどこが違う?