最近、私はもっぱら電子コミックのお仕事をさせてもらっています。
それも携帯・スマホ向けのものなんですが・・・
モバイル向けコミックは、やはりエッチ系が売れるようです。
まあね~一人で、こっそり、誰にも知られずコミックを読めるとしたら、やっぱり、そうですよね。
本屋の奥の棚から、成年指定コミックスを、店員および他のお客の目を盗んで、
半ば万引きに間違われそうになりながら、ドキドキこそこそ、レジに持っていかなくてもいいわけだし。
そういえば昔、書店で働いていた時、
中学生か高校生ぐらいの、中背で、ごく普通な感じの男子が
ボーイズラブ雑誌(いうまでもなく男同士のラブ&セックスを題材にしたマンガ雑誌)を
二冊、レジに持ってきて、平静を装いつつも、そわそわ、会計をしていったのを覚えてます。
・・・あの彼は、そういう趣味だったのだろうかと、今でも気になる・・・
お姉さんに頼まれたとか?でも、あの様子だと内容を知っていそうだし・・・
それとも、内容は知らないけど、表紙が少女漫画っぽいから恥ずかしかったとか・・・?
・・・う~む・・・真相は、闇の中・・・
まあ、追及する必要はありませんね。単なる好奇心です。
――という風に、ヘンな目で見られることなく、エッチマンガを手に入れられるんですから、
なんていい(?)時代になったのでしょう。
そんなわけで、私は現在、最後の自主規制をとっぱらって、
変態ボーイズラブマンガの道を進んでおります。
『最後の自主規制』・・・それは今まで、「さすがにこんなの描いたら引かれるよなあ」
「これはちょっとやりすぎだよなあ」と思って、無意識に規制していた部分であります。
それをとっぱらって自由に描いてみたら・・・愉しいですねぇ・・・?
しかし、Sでディープでエロな藤丞を解放して描いている時はいいんですが、
やはり基本はマトモな私。(ホントよ!)
常識人藤丞が戻ってくると、原稿の中のキャラクターに対して
「・・・お前ら、何やってんだ・・・」と、冷静に突っ込んでしまいます。
・・・いかんのですよ、エッチマンガを描いてる時に、マトモになっては・・・
テンションを維持するのも大変だけど。
そう、私はボーイズラブに真面目に取り組んでいるんです。
なので最近買うコミックスはボーイズラブばっかり。
しかも私はアナログ派なので、紙の本しかありません。
・・・家族の目に触れないよう隠しておくスペースが、もう・・・(-_-;)
・・・最先端をゆく皆さまは、どうぞ電子書籍をご活用くださいませ。