数日前、祖母が亡くなり、お葬式に行ってきました。
98歳の大往生だったので、みんなでにぎやかに送ってあげました。
が、祖母の実家は神道だったので、お葬式は神式。
つまり神主さんが執り行ってくれるのですが
我が家を含め親戚たちは皆、仏式なので、作法がわからず
「どうすんの?どうすんの?」って感じでザワザワ。
でも式の初めに、神主さんが丁寧に教えてくれました。
仏式では焼香をしますが、神式では玉串(榊)を捧げます。
二礼二拍手一礼するのですが、拍手は音を鳴らさず「忍び手」。
神主さんの読み上げる祝詞も、しっかり聞いていると意味がわかりますね。
斎場の明かりを消して夜を表現し、ろうそくの灯りの中で故人の霊魂を白木の霊璽(位牌のようなもの)に移す儀式は幻想的で
身のうちが震える感覚でした。
最前列で、いい経験をさせてもらったなあ・・・としみじみ思っております。
神式のお葬式に参列するなんて、たぶんこれが最初で最後じゃないかな。
ありがとう、おばあちゃん。
余談ですが・・・
火葬場で最後の儀式をしていると、隣でも仏式の儀式が始まって
祝詞の声がお坊さんのお経に負けて聞こえない・・・!
「がんばって!神主さん!」
と、心の中で応援したが、結局負けてしまった気がする・・・。
坊さんの声って重低音だからなあ・・・仏教強し。