幸せな風景 一枚の絵

写真の絵は　ある画廊の前を歩いていて目にとまった絵です。

シルクスクリーンの作品で
タイトルが「小鳥の朝」
窓辺には白い鳥が２羽向かい合ってとまっていて　
外には風見鶏のついたお家
そしてお花が飾られています。

ハガキサイズの絵で小さな作品です。

「とっても幸せな気持ちになる絵ですね。」って
画廊のご主人に話したら
「こんなかわいい絵だけど、これを描いた方は もう８０歳のおじいさんなんですよ」
「戦争中は捕虜にされたりして 彼の画家として花開く時期は 悲惨だったんだよ」
と教えてくださいました。

「そんな経験があるから 今、幸せであることを強く感じるんですね。」
「だから、こういう絵が描けるんですね。」　
そんな会話をしました。

私はその絵を購入しました。
（ランチ２回分程度のかわいいお値段でした。）


そして朝 目覚めたら一番に最初に目に入ってくる壁に飾りました。

これから先
私にも嬉しい事だけじゃなくて 淋しい事 悲しい事も起きるでしょう。
でも 悲惨な時代をくぐりぬけて 描かれた幸せな絵が 力をくれるような気がします。

そして 何事もなく迎えられる朝は とっても幸せなことなんだと
私自身が忘れないようにと　願いをこめて。。