和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

釜炊き。

楮の皮を煮ました。



楮皮の釜炊きをする時は、アクを抜くために前の日から川に一昼夜浸けておき、

流水でキレイに洗い流し、持ち帰ります。





冬のこの時期(特に大寒の頃)川の水は、山からの雪解け水でとても冷たく、

まわりの人からは『寒いのに大変やなぁ…』とよく言われます。

けど、私たちには、大変…と言う感覚はあまりなく、

水の冷たさで楮の皮がよく締まり、水も澄んでいるので、気持ちよく作業が出来るんですよ、ね(*^^*)

炊いた翌日からは、ちり(塵)より。



今度は、水槽に入れて、地下水で流しながらアクを抜き、一本一本、ゴミやキズを取り除きます。

しばらく私の仕事は、楮のちりより。

一点の曇りも無い和紙を作る為には、欠かせない作業のひとつです。

コメント一覧

みゆき
https://yaplog.jp/tango-washi/
> hibinouturoiさん
ありがとうございます!

紙漉きの映像は、よくテレビ等でも流れますので、皆さん、目にされる事はあると思うのですが、

その前の工程の事は、知られない方がほとんどと思います。

一枚の美しい和紙が出来上がるまでには、たくさんの手間ひまがかかっている事、和紙の良さなど、たくさんの方に知って頂きたいと思っています!

hibinouturoi
https://yaplog.jp/hibinouturoi/
大変な作業や細かな作業を経て 和紙が作られていると 初めて知りました。
紙漉き体験などでは解らない 手間をかけて 守って居られる!どうぞ風邪など引かないよう続けて下さいね。
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